中庭の少年 -15ページ目

手紙

成績はこう見えてかなり良かったんだ。特に数学は得意だった。勉強しなくても覚えちゃうんだ。勉強してもできないやつには申し訳なかった。友達は多かった。いろんな種類のやつと仲良くなれるタイプだった。よくみんなで市民プールではしゃいだ。女の子ともうまくやっていて、14歳で初めて彼女ができた。一週間で別れたけど。わかんなかったんだよ、どうすればいいのか。でもだんだんわかってきた。女って生き物が。高校になってちょっとわかんなくなった。生きるってことが。だからまず小さな反抗をした。タバコを吸い始めた。友達のタバコ、確かマルメンライト。かなり頭がぐるぐるしたね。こんなもん、なにがうまい。と、けどいつの間にか地上から遥か遠いタバコの海の中に沈んでいた。登校中にタバコを吸うことがかっこいいって思ってた。いま思うと、だせえ。いや、しかし、そんなお前もダサいんだ。変われないの。かっこよくはなかなかなれないもんさ。お前は何もわかっていない。何も知らない。全部嘘。本当の全部嘘。

脇のにおいはグレープフルーツの香り

一番楽な生き方ってどんなだろう。

…楽な生き方なんて、ない。と知った顔でいうA。

生きるって楽じゃあないんだ。

そしたら宗教ボーイのBは知った顔で、

あの人についていけばいい。と言う。

あの人…。今まで何人とセックスしたのかしら。

うまくかわす。

とてもうまい。

Bダッシュで崖に転落。

おばちゃん、グレープフルーツジュースお代わり!

イメージの世界

偽物。
明日の明日を生きている。今日を生きてた、って気付かずに。
知っている。
気付くときは、また明日の明日。

汚ないモノにはよく慣れた。諦めることも、忘れることにも。開き直り、でも大切な部分は閉じっぱなし。

このままじゃいけない、とまた言い訳をして。不安定な道の影をみて、つぶやく。

わかっている。

また誰かの悪口を言って、生き延びる。

目を閉じていたから。閉じているから。

勇気。目を開いてじっとみること、耳をすましてきくこと、ちゃんとこの手で触れること。丁寧に…。そしたら正しい道は開かれる。それが自分なりの今の正しさ。

諦めるな!負けるな!ただひたすらに。

そこ、泣くところじゃない。

そこ、悲しむところじゃない!

頑張ろう