「覇道」 いまさら考察 | ブラウザ三国志ノート 「軍令」

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さて、巷でよく物議をかもす戦争特化スキル「覇道」。

知力振りのUC劉備で付与できる(他にもあるけど割愛)このスキル、ご存知の通り領地攻撃した際に忠誠度削りにボーナスがつく、要するに領地めくりのための出撃回数を減らすことができるというものです。

UCでは高価な劉備を付与に使うためにTPのコストパフォーマンスが非常に悪い、という意味で「不要論」などもささやかれましたが、そういう経済観念を抜きに考えれば白兵武将全てに装備していてもいいスキルなのは明白。

では、この「覇道」の必須度はどれくらいか考えてみました。

拠点近くであったりレベルが上がったりしていなければ、領地の忠誠度の基本値は「100」です。
2コストなら覇道8、2.5コストなら7、3コストなら6、3.5コスト以上なら5であれば一発で削り取ることができるため、基本的に覇道のスキルレベルは一撃で合計100を削れるレベルまで上げることが推奨されます。

私は完全に白兵は覇道に依存するタイプですが、これの対極に位置するのが移動速度特化の手数派だと思われます。別にコスパの悪い覇道武将を量産しなくても、移動速度を上げた騎兵でラッシュしまくればいいじゃないというお話。

私的には 覇道 VS 移動特化 についてはやはり覇道優位なのではと考えています。

理由として、まず速度を上げた武将で手数を出しまくるためにはそもそもPCにかなりはりついていられる、というリアル環境が必要です。つまりIN時間がかなりとれるという前提になるため、私自身がIN時間はさほど長いほうではない点からも後者はまず選択肢に入らない、というか選択できません。

さらに追加するならば、白兵武将を移動に大きく振ると当然攻撃力が軟弱になります。
このため★3程度までの領地以外を抜くことは困難であること。
まあウチの同盟にはこの常識を覆して移動が100を超えていながら攻撃力も2万とかの武将を量産している方もおりますが、このテの武将を量産するのは非常に至難であり、一般にはとても勧められません。

しかしながら、IN時間に相当自信を持てる方ならば、移動特化型は非常に効果的と言えます。
めくれる領地の数は名声次第ですから覇道派とさほど変わらないと思いますが、この圧倒的な手数により相手の同盟ログを防御で埋め尽くすというのは戦争においてはかなり重要なファクターです。
戦争時は同盟ログを皆頻繁に確認するものなので、これが赤く染まってるか青く染まってるかではそれだけで士気にかなりの違いが出てくるものです。この同盟単位での精神的攻撃という意味で、この手数派戦士の攻撃は非常に重要ですが、実は個人単位の精神的攻撃という点では覇道派が一歩上を行きます。

戦闘に参加している人間は報告書と地図によって自分の戦況を確認しますが、地図がごっそり塗り替わっているのに報告書の防衛ログが少ないと、案外その「中身まで確認」します。これが手数派によってログが真っ赤な場合、中身まで確認することはほとんどないでしょう。
その中身確認のときに、一撃一撃が「忠誠度が100下がった!」みたいなログばかりだと、これは結構戦意が削がれます。特に自分が覇道のいない立場で、局地戦で立ちふさがる敵が覇道しか撃ってこないヤツだった場合、こちらが2撃3撃入れて裏返した領地を保護切れた途端に片っ端から1発でめくり返されてしまうわけです。

覇道は基本、あまりIN時間のとれない人が強力な白兵戦を展開するためのスキルだと思っています。
別にずっとINできる人ならずっと殴ってればいいわけで、その手数差を補うスキルとでも言いますか。
そう考えればまあずっとINできる人が覇道をたくさん持ってればいいか、というとまあ持ってるに越したことはないのですが、名声には限りがあるのでIN時間の限られた人に比べると恩恵は少ないことになります。

こうなると、結論としては


①IN時間の短めな人には推奨。手数の少なさをパンチ力(忠誠度削り能力)で補う形となる。

②IN時間の長い人は持ってるとよい、という程度。
 名声というエネルギーキャップがある以上、手数×重さ=強さ と単純にはいかないため、逆に豊富なIN時間があまると いう無駄を生じてしまう可能性が出てくる。


と考えてよいと思います。
要するに必須スキルじゃないけどIN時間の短いリーマンとかは持ってると便利って感じ。
手数少ないんだからせめて一発一発しっかり腰の入った強打を放っとけってことですね。

そしてむしろIN時間最強の人は覇道を持っていてもあえて手数勝負した方が相手に与えるプレッシャーがでかい、というのも重要なポイント。このテの戦士は相手の同盟ログを真っ赤にするのも仕事のひとつと思ってとにかくうつべしうつべしうつべし。こういうジャブの嵐の中にポイントポイントで覇道(ビッグパンチ)を混ぜてやるとなおよし。

あと覇道というとたいていの人が2~2.5コストを連想しますが、案外使えるのが3.5以上の重コストカードに覇道5以上をつけるというもの。
覇道は攻撃力は上がりませんので、基本★4以上をめくる時には使いにくいのですが、素攻撃力の高い重コストカードは素攻撃力でも★4、4コストなら★5も近距離であればめくり返すことができるため地味に使えます。私も以前はUR関羽に覇道5をつけて戦争で実際に使用していました。
まあ今は「槍兵の進攻」に付け替えてしまいましたが、近距離★5を一撃でめくれるのはかなり便利でした。

まあ必須スキルではないにしろ、やはり戦争するのに数枚は持っていた方がいいものであることは確かでしょう。
全部を覇道にする必要はありませんが、どうしても時間勝負になるときにジョーカーとして持っておきたいものです。


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