東京都港区東新橋1丁目にあるこちらのビルは、森トラスト総合リート投資法人の資産のおよそ25%を占めている東京汐溜ビルディングでありますが、
もしかすると読者の皆様も宿泊してコンラッドベアをお集めになっている、
「コンラッド東京」と説明した方がわかりやすいですよね。
さて、本日はコンラッドホテルの話題から入りましたが、実はこの東京汐溜ビルディングの26階まではオフィスフロアが占めていまして、主要テナントはソフトバンクグループでした。
ところが、同社は2020年の1月に港区海岸に新築された、こちらの東京ポートシティー竹芝に移転してしまいましたので、
東京汐溜ビルディングのオフィスフロアーは、一時真っ暗になってしまいました。
そこで、新規のテナントで埋まるまでに少し時間が掛かりそうと判断した森トラスト総合リート投資法人は、この東京汐溜ビルディングの一部を譲渡し、
東京エディション虎ノ門が入居している
神谷町トラストタワーの一部を、
その代わりに取得しています。
一方、同リートの保有資産でオフィスに次ぐのは商業施設でありますが、コンラッド東京とは新橋駅を挟んで反対側にある新橋駅前MTRビルも、2023年~2024年に3分割して譲渡を予定しています。
その影響でしょうか、こちらに入居していたヤマダ電機もいつの間にか閉店してしまいました。
株主優待で度々お世話になっていたんですけどねぇ…
ところで、商業施設に関しては017年頃から、森トラスト総合リート投資法人の足を引っ張っています。
第31期に資産規模を減らしたのはイトーヨーカドー新浦安店の譲渡の結果なのですが、これが意外に大きな反響を呼んでしまいまして、、、
つまりネット販売に押されて、ショッピングセンターというビジネスがもうダメなんじゃないかと。。
それどころか、不動産リートはやっぱり危なそうだなんて記事も当時は散見されまして、同リートの投資口価格はかなり下落してしまいましたよね。
森トラスト総合リート投資法人
[8961] 1月19日 終値 : 141,700 円
そんな流れもあり好調な不動産市況にもかかわらず、どうも森トラスト総合リート投資法人だけが取り残されちゃったようなんですけど、、、
もうちょっとしっかりして欲しいですね。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)