沖縄観光に良く行かれるとおっしゃる方でも、もしかすると「うるま市」は馴染みが薄いかも知れませんが、
海中道路を渡りまして平安座島や浜比嘉島などを訪れますと、本島とはまた異なった趣があり、
のんびりするのには良いかもしれません。
ただ、そのうるま市にある沖縄電力 具志川発電所は、観光客の立場からすると景観の邪魔をしている感じがしてしまうのですが、、、
電気を本土から持って来るわけにも行きませんので、地元の方の生活や地域の経済活動には欠かせないインフラですよね。
そうわかっていても少しだけ言わせていただきますと、こちらは石炭火力発電所でありまして、CO2排出量の多さから世界的には廃止の方向に進んでいるプラントなんです。
ところが、日本の電力会社では今でも重要な電源に位置付けられていまして、どうもこのところ業績の冴えない国内の重電メーカーに忖度しているんでしょうか。。
ただ、さすがにCOP26などの流れも無視できませんので、やっと政府も政策を見直す方針を打ち出しましたが、そう簡単に置き換えられるような設備でもありませんので、国内の電力会社にとってはかなり重荷になりそうですねぇ。
かつてはDefensive と呼ばれた時代もあった電力株ですけど、今では原発再稼働問題や石炭火力発電所の先行きなど、結構なRisk銘柄に変わってしまいましたが、沖縄電力株式会社の第50期 中間報告書はどうだったでしょうか。
[9511] 12月30日 終値 : 1,455円
沖縄でも電力小売自由化は進んでいるようで、他の事業者への契約切り替えが見られるのに加え、新型コロナウイルス感染拡大による電力需要への影響はありますが、当期の販売電力量は前年同期並みとなり、連結売上高は前年同期比で1.9%のマイナスです。
一方、燃料費の増加などから、連結経常利益は前年同期比で52.7% 減と言う結果になってしまいました。
まあ、こうして上のグラフを見ましても、利益水準の変動は意外に大きく、やはり電力株をDefensive銘柄 などと言って、ほったらかしてHOLD するというご時世ではなさそうですねぇ。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)