エイベックス株式会社は、H 29年に東京都港区南青山3丁目に高さ100 m を超える新社屋を完成さていますが、
グループ従業員数1,549名という同社の事業規模から考えますと、思い切った投資だという記事を毎度書いてきたnamiyuyu 。。。
なにしろ、同じ青山通沿いにあるこの本田技研工業の本社ビルと比べましても、エイベックス本社ビルの豪華さは、売上高でHONDAの1/100 しかない企業とは思えませんよね。
ところが、そんな杞憂が当たってしまったようでありまして、同社は新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ業績を立て直す為に、青山の本社ビルを売却して2022年3月には麻布十番の近くへ移転するようです。
さて、そんなエイベックス株式会社でありますが、第34期 株主通信の方ははどうでしょうか。
[7860] 8月9日 終値 : 1,539 円
音楽の世界ではダウンロードが主流になっていますが、少し前まではアイドルの握手券や、例の選挙の投票券とのセット販売などもありまして、
日本ではCD もまだかなり売れていましたよね。
でも、新型コロナウイルスのパンデミックによりライブイベントは軒並み自粛となりましたので、主力の音楽事業の売上高は前期より半減してしまいました。
いずれは絶滅危惧種になると思われるCD販売に依存していては、企業としての成長性は望めそうもありませんので、デジタル事業にも力を入れてまいりましたが、
Eコマース及び映像配信の売上が減少したことにより、こちらも大きな減収になっています。
アニメ・映像事業もパッケージ作品の売上が落ち込んだことなどで、
やはり減収に終わりました。
結局、連結売上高は前期比39.8% 減に終わりまして、
営業利益に至っては62億78百万円の損失計上と、散々な結果であります。
それでも、当期の年間配当金は121円いただけましたが、この業績ですと来期の最低目標である50円を支払うのはかなり厳しいんじゃないですかねぇ。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
ところで、同社には事業を活かした株主優待があるのですが、2021年夏のライブイベント「a-nation」は開催そのものが中止になってしまいました。
また、過去数年続いていた株主限定のスマプラミュージックやスマプラムービーの優待も中止になりまして、代わりにdTVとAWAによる配信サービスの視聴になりました。
そこでnamiyuyu も早速申し込みまして、映画などを楽しんでいます。
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)