「JTの本社は東京都港区虎ノ門2丁目にありますよ」という記事を毎回書いてまいりましたが、同社は2020年10月にこちの物件を住友不動産に売却し、神谷町トラストタワーに転居してしまいました。
既に、こちらのビルの名前も変わってしまいましたので、
このネタを使うのも今回が最後になりますね。
ところで、かつての虎ノ門地区と申しますと病院というイメージが強かったのですが、
森ビルが現在進めている虎ノ門・麻布台プロジェクトや、
虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトが完成しますと、
この周辺などでも人の流れが大きく変わるかも知れません。
では、前置きはこのあたりまでといたしまして、本日は日本たばこ産業株式会社の事業報告書 vol. 66を見てみることにいたしましょう。
[2914] 4月19日 終値: 2,115 円
国内事業よりも海外での売上が遥かに大きいJTですので、同社のライバルはフリップモリスなどの外国企業なんですが、
コロナ禍の中でもJTの海外たばこ事業の売上収益や、調整後営業利益は増加しているようです。
一方、年々縮小している国内事業の売上収益は前年同期比で9.3% 減で、
調整後営業利益も前年同期比10.2% 減になってしまいました。
株主優待とも関係のあるテーブルマークなどの加工食品事業はどうかと申しますと、
外出自粛により外食向け製品の販売が減少したのと、ベーカリー事業の不振から、
減収に加えて営業赤字という結果になってしまいました。
また、規模としては小さいのですが同社の医薬品事業は、海外ロイアリティ収入の減少が響いて売上収益は減少でありましたが、
子会社の鳥居薬品の業績に支えられて増益を確保しています。
これらの結果、連結売上収益は前年同期比で3.8%の減収でありますが、為替一定ベースの営業利益は前年同期比で5.5%の増益を確保しています。
一方、為替の影響を含む財務報告べースでの営業利益は前年同期比で 6.6% 減となりまして、グローバル企業の舵取りの難しさを感じます。
ところで、コロナ禍や東京オリンピックなどの国際イベントを控えても、飲食店の全面禁煙は実現しそうもない日本でありますが、、、
喫煙規制どころか、ESG投資などを唱える方も増加しているようで、
近年では年金やファンドなどの機関投資家が、同社のような企業に投資するのが難くなって来ているようであります。
さらには、期待していた電子たばこの伸びがイマイチなのに加え、電子たばこ自体の健康に対する懸念も指摘され始めまして、
どうやらJTの先行きに対する見方はかなり厳しいようです。
そのせいかどううかは分かりませんが、JT株の値動きは全く冴えないのに加えて、
頼みの年間配当金も154円から130円に減額のようであります。
実は、どんどん難ピンを重ねて買い増しをしてしまったnamiyuyu でありまして、その含み損もポートフォリオ全体を傷める水準に達していますが、、、ここまで来ますと将来報われるのか、このまま退場になるのかどちらかですね。。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
まあ、カップ麺でも啜りながら、結果を待ちたいと思いますが
テーブルマークのおうどんも結構美味しいですよね。
namiyuyu@namiyuyuyu#JT から、株主優待到着💘😄 このうどん大好き💓♥️❤️です🎵 https://t.co/tLr1Y2Ffn4
2021年04月17日 18:47
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)