本日ご紹介するJTの本社は東京都港区虎ノ門2丁目にありますが、
同社のような旧官営企業の場合、本社ビル内部には立ち入れない所も多いのですが、
実際にJT ビルに行ってみますと、意外にも1Fのロビーフロアを開放していまして、
飲食店なども入居しているんです。
かつての虎ノ門地区と申しますと、ホテルか病院というイメージでしたが、
森ビルが現在進めている虎ノ門ヒルズエリアプロジェクトには、かなり大きな商業施設も含まれますので、
今後、JTビルの周辺などでも人の流れが変わるかも知れませんね。
そんな日本たばこ産業株式会社の事業報告書 vol. 65を、本日は見てみることにいたします。
[2914] 9月23日 終値: 1,956 円
国内事業よりも海外での売上が倍近くあるJTですので、同社のライバルはフリップモリスなどの外国企業なんですが、
コロナ禍の中で海外たばこ事業の販売数量は減少したようです。
もともと、国内事業はかなり苦しかったのですが、、、
当期のJT紙巻販売数量は前年同期比8.6% 減であります。
こちらは株主優待とも関係のある、テーブルマークなどの加工食品事業でありますが、
外出自粛により外食向け製品の販売が減少し、減収・減益という結果です。
規模としては小さいのですが、同社は医薬品事業も手掛けているんですけど、
この売上収益減は海外ロイアリティ収入の減少が響いています。
これらの結果、連結売上収益は前年同期比で2.7%の減収でありますが、為替一定ベースの営業利益は前年同期比で7.5%の増益を確保しています。
一方、為替の影響を含む財務報告べースでの営業利益は前年同期比で 0.1% 減となりまして、グローバル企業の舵取りの難しさを感じます。
ところで、東京オリンピックなどの国際イベントを控えても、飲食店の全面禁煙は実現しそうもない日本でありますが、海外ではタバコ会社に対する健康被害の集団訴訟も続いていますよね。
また、喫煙に対する規制どころか、ESG投資を唱える方も増加しているようで、
近年では年金やファンドなどの機関投資家が、同社のような企業に投資するのが難くなって来ているようであります。
さらには、期待していた電子たばこの伸びがイマイチなのに加え、電子たばこ自体の健康に対する懸念も指摘され始めまして、
どうやらJTの先行きに対する見方はかなり厳しいようです。
そのせいかどううかは分かりませんが、このところの同社の株式の値下がりは信じ難いレベルである一方、
年間配当金154円としますと、配当利回りは7% 程になっています。
実は、どんどん難ピンを重ねて買い増しをしているnamiyuyu でありますが、その含み損もポートフォリオ全体を傷める水準に達しています。。
まあ、ここまで来ますと将来報われるのか、果たしてこのまま退場になるのか。。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
namiyuyu@namiyuyuyuJTから、株主優待品到着💘😄この時期、非常に有難い‼️❤️⤴️⤴️⤴️ https://t.co/kVdncpcP5L
2020年04月18日 10:25
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2019年09月27日 20:02
(小ネタは、Twitter で呟いています。)
おわり
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