沖縄観光に良く行かれるとおっしゃる方でも、もしかすると「うるま市」は馴染みが薄いかも知れませんが、
海中道路を渡りまして平安座島や浜比嘉島などを訪れますと、本島とはまた異なった趣があり、
のんびりするのには良いかもしれません。
ただ、そのうるま市にある沖縄電力 具志川発電所は、観光客の立場からすると景観の邪魔をしている感じがしてしまうのですが、、、
電気を本土から持って来る訳にも行きませんので、地元の方の生活や地域の経済活動には欠かせないインフラですよね。
そうわかっていても少しだけ言わせていただきますと、こちらは石炭火力発電所でありまして、CO2排出量の多さから世界的には廃止の方向に進んでいるプラントなんです。
ところが、日本の電力会社では今でも重要な電源に位置付けられていまして、どうもこのところ業績の冴えない国内の重電メーカーに忖度しているんでしょうか。。
最近になって、やっと政府も政策を見直す方針を打ち出しましたが、そう簡単に置き換えられるような設備でもありませんので、将来電力会社にとって重荷にならなければ良いのですがねぇ。
かつては、Defensive と呼ばれた時代もあった電力株ですけど、今では原発再稼働問題や石炭火力発電所の先行きなど、結構なRisk銘柄に変わってしまいましたが、沖縄電力株式会社の第48期 報告書はどうだったでしょうか。
[9511] 9月3日 終値 : 1,682 円
沖縄でも電力の小売自由化は進んでいるようで、他の事業者への契約切り替えにより、当期の販売電力量は前年同期比で1.8% 減になっています。
また、販売電力量の減少に加えて、燃料調整制度の影響などもありまして、連結売上高も前年同期比で0.6%のマイナスになってしまいました。
ただ、燃料費や原価償却費の減少などから、連結経常利益は前年同期比で78.4% 増と大幅にUPしています。
上のグラフを見ましても利益水準の変動は意外に大きく、やはりDefensive銘柄 などと言って、ほったらかしHOLD には向かなそうですね。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)