大阪府吹田市に本社を置く株式会社ビケンテクノの中核事業はビルメンテナンスでありますが、画像の真ん中あたりにある中之島フェスティバルタワー内には、フェスティバルタワー検診センターを設けていましてかなり多角的な事業展開を実施しています。
それでは、本日は同社の第57期 中間報告書を見てみましょう。
[9791] 1月21日 終値 :1,097 円
まず、同社の主要事業であるビルメンテナンス業は米国不動産投資会社が取得した集合住宅の修繕工事の本格化などで、
この部分は増収・増益になりました。
それに次ぐ部分が不動産事業ですが、当期は大口の販売用不動産の売却がなく、この部門は減収・減益です。
その他、割合は小さいのですが介護事業なども手掛けていまして、現在同社は4施設の運営を行っていますが、残念ながら施設の入居稼働率UPに苦戦しているようで、56百万円の営業損失を計上してしまいました。
連結ではどうなったかと申しますと、やはり不動産事業や介護事業に足を引っ張られまして、売上高は前期比で16.6% の減収であります。
営業利益も前期比で3割減と厳しい結果でしたが、株価は意外に粘っているんですよね。
同社の手掛けている事業は人手の要る仕事が中心ですので、最近の人件費高騰は辛いところでありますが、長期的に見ましてもビルメンテナンスには底堅い需要があると睨んでいますのでHOLDとします。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)