丸の内・大手町地区のビルがどんどん建てかえらている昨今、新しいオフィスビルにはホテルや商業施設が併設されるところが多くなり、この地区も随分と様変わりしましたよね。
でも、東京都千代田区丸の内2丁目の皇居に面したブロックに建っている三菱商事ビルディングは、それほど古い建物ではないんですけど、なんとなく関係者以外お断り感が滲み出ています。
まあ、超一等地とも言って差し支えないロケーションですので、同じ区画にある日本郵船と合わせて夢のある再開発が望まれますね。
では、そんな期待もしてしまう三菱商事の平成30年度 定時株主総会招集通知の話題に、本日はお付き合いをお願いします。
[8058] 5月31日 終値 : 2,833 円
日本を代表する総合商社であります三菱商事の業績は、まさに日本経済そのものを反映していると言っても良いのではないかと思いますが、
平成30年度から損益計算書の表示科目を「売上高」から「収益」に変更した三菱商事単体の業績は、素人には良く説明出来ません。。。
この「収益」とは手数料に相当するようでありまして、“口利きビジネス”という性格を有する商社の業績をより反映しやすいのでしょうかね。
商社は鉄と綿だと昔から言われていますが、やはり今でも金属グループの占める割合は最大のようです。
チリ鉄鉱石事業の減損損失もありましたが、金属部門は+1% の増収です。
冴えなかったのは地球環境・インフラ事業でありまして、純損失を計上しています。
これには千代田化工建設の業績悪化が絡んでいまして、どうやら救済に動くようですが、、、果たしてどうなるんでしょうね?
全体としては金属・資源分野の回復が業績を支えているようでありますが、資源価格が低落していた平成27年度は純損失を計上していましたので、
商社の業績というものが驚くほどぶれが大きい事は、覚えておいた方が良さそうですね。
ですので、業績が良い時にはしっかり配当金を貰っておきたいです。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
同社の株式はカレンダーなどがいただける優待株でもあります。
昨年は東京都文京区本駒込にある東洋文庫ミュージアムの入場券が株主優待でいただけました。
画像は優待で訪問した節のものではありませんが、書籍もこれだけありますと流石に壮観な眺めですね。
ちなみに、こちらは三菱第3代当主の岩崎久彌氏により設立されています。
ダブリンにあるTrinity college の図書館は立派な観光資源になっていますので、こういった物もしっかり
管理していただけるとありがたいです。
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)