我が家が床上浸水の被害にあって、まだ家の中は、いろいろバタバタしています
被害にあった直後、週末までの3日ほど休暇をとって片付けをしましたが、とてもじゃないけど時間は全く足りませんでした。
罹災証明を申請するために、市役所の担当部署に連絡したものの、現地調査は追って連絡待ち(約1週間後でした)
まずは自力で片付け
とにかく、家じゅう水浸しで、浸水した位置までのものは水が染みてました。
荷物や家具を移動させようにも、移動先も濡れているから最初は途方にくれました。
とりあえず、片付けしやすい場所は、フローリングで何も敷いていない廊下や、縁側。
次に、フローリングの部屋で絨毯が敷いてある部屋
絨毯の上に、さらにソファやテーブル、電子ピアノなどもある部屋は、翌日駆けつけてくれた同僚に手伝ってもらい片付け。
家具の移動と、水を吸った絨毯の撤去はものすごく大変でしたが、一部屋なんとか片付くと、他の部屋の荷物を運び込めるようになりました。
しかし、それでも場所は足りない…
うちは古い家だから部屋数も多く、荷物も多いから、片付けが面倒で、ついつい多い部屋数に甘えて放置してきたツケが一気にきた感じです
そんな中、親戚から電話が来て手が止まったり、差し入れ持って様子見にきた親戚の話し相手は、心配してもらって申し訳ないけど、けっこう時間を奪われました。
畳はもちろんですが、水を吸った絨毯もかなりの難物で、厚手のものは1人では無理で、悩んだ結果、ノコギリで小さくカットすることが有効でした。
ハサミは無理。腱鞘炎になりそうで、すぐに諦めましたが、ノコギリはかなりよかったです。
そして、うちの市は7月にも大規模な水害があって、9月よりも多くの方々が被災し、同僚にも数人被害を受けた人がいることから、いろいろアドバイスも受けました。
そのアドバイスから、ボランティアなどの各種団体に繋ぐ役割の人を教えてもらい、そこから社会福祉協議会に話が行き、週末にボランティアさんに来てもらうことになりました。
また、地区の民生委員や町内会にも話が行って、町内会の協力も得ることになりました。
(なんと、町内の中でも床上まで被害があったのは我が家のみでした💦)
一気に片付けに協力を得ることができるようになった反面、お手伝いの人を迎える準備は中々進みません。
準備というか、必要なものの選別と整理なんですが…
畳を上げるために、その上のタンスの中の物を出すとか、棚の中のものを出すとか、本棚の本をだすとか…
私の失敗は、そこで整理しながら片付けたから、時間がかかったこと
まずは、いる物もいらない物も、無事な荷物は全部段ボールに突っ込んで、後でゆっくり選別すればよかったと思います。(でも、段ボールも不足。近くのスーパーに貰いに行っても無いことが多く、スーパー巡りしました)
そんな状態で、まだ棚には物が残っている状態で、迎えた週末…
土曜日は同僚が数人と、同僚の知り合いのボランティア経験豊富な方が来てくれました。
翌日の日曜に社協から派遣される男性ボランティアさんが大きい家具や畳を運んでくれる予定だったので、荷物を運び込める場所作りのための車庫兼物置の片付けの手伝いをお願いするはずが、
まずは、母屋の方が大事!と力説され、優柔不断な私は断れず、まだまだ片付け途中の居間に案内すると、物の多さに同僚達に呆れられる始末。
うちの悲惨な状況を見て、断捨離に燃える同僚達
私がついつい「洗えばなんとかなるかな…」と捨てきれずにいた物も、濡ていれば容赦なくごみ袋へ。
濡れてなくても使い古した道具もごみ袋へ。
私は、物が捨てられない性格だから、人がバッサリやってくれたおかげで、かなりスッキリしましたが、整理が終わっていない状態だったので、後になって必要な物などもなくなっているのに気付いて、ガッカリしたことも確かです。
だから、やっぱり人に協力を仰ぐのであれば、その準備は必要なんですよね
複数人から要るか要らないか瞬時に判断を求められても難しいので
「ここの部屋の物は全部片付けてください」
「この場所の物は、全て捨ててください」
くらいにしないと駄目ですね…
ちなみに、ボランティア経験豊富な方は、むしろ断捨離に暴走しがちな同僚達を止めていたくらいです
そして、経験豊富なだけに手際もよく、片付けを仕切ってくれて、助かりました。
そんな中、大きなトラブルも起きました。
なんと、マーブルが行方不明になったのです。
最初は、前に書いた通り、居間の片付けを頼む予定ではありませんでした。
一応、猫達はケージに入ってもらいましたが、目の前で片付け作業することはないと思っていたのです。
それが、予定変更になり、いきなり大勢の人が、ケージの目の前や周りで動きだしたものだから、猫達は初めて見るようなパニックになり、ケージの中で暴れまくってお互いに攻撃しあうくらいになってしまいました。
そこでも私は失敗しました。
なだめるために戸を少し開けて手を差しこんだ際に、一気に脱走されたのです。
スピカは、すぐに別の部屋の押入れに逃げ込んだのを確認して閉じ込め(押入れの中でおしっこされました)
ましたが、マーブルはいくら探しても発見できず。
当時、複数人が片付けで家の中と外を行ったり来たりしていて、玄関ドアも開いていました。
すぐにドアを閉めてもらうようお願いしましたが、そこからは私の頭はマーブルが心配で片付けが全く手に付かなくなってしまいました。
そして、片付け作業という性質上、どうしてもドアを開ける回数や、開けている時間が長く、その間にもマーブルがすり抜けて外に行くのではないか、もしくはすでに外に行ってしまったのではないかと、心配で仕方ありませんでした。
そんな状態の私だから、要るか要らないか問われても、まともに答えを返せず、ほぼ「いいです。捨ててください」となってしまった面もあります。
夕方になり、手伝いに来てくれた同僚達が撤収すると、むしろマーブル探しに専念できるとホッとしたくらいでした。
戸締まりを確認してから、スピカを開放すると、様子が変わった家の中をさっそく探検。
そんなスピカに釣られてマーブルが出てくることを期待しましたが、いつもの夕ご飯の時間を2時間過ぎてもでてきません。
やっぱり外に行ってしまったのか?と、スピカをキャリーバッグに入れて連れだし、近所を探し歩きましたが見付からず…
翌日は社協のボランティアさんがくるから、その前に片付けを…と思っても胃が痛くて、マーブルを探す以外できませんでした。
そんな状態の中、夜9時過ぎにマーブルが家の中の荷物の隙間にいるのを発見
呼んでも出てこないものの、もの凄くホッとしました。
結局、荷物の隙間から出てきて餌を食べたのは夜11時過ぎでした。
翌日は、ケージに入れた上に、絶対に人が出入りしない部屋にケージを移動させ、部屋のドアを閉めて、猫がいるから開けないよう張り紙をしました。
そのおかげで、前日よりは落ち着いた状態で過ごせていました。
それ以来、何回かボランティアさんを含め、片付けのお手伝いの人や、調査の人が来ましたが、人が来る際は閉じ込めるようにしています。
最初のうちは、人がいなくなって、ケージから開放すると、マーブルは再び姿をくらませて長時間出てきませんでした。
スピカは開放すると、すぐに探検を始めたり、近くにいて片付けの邪魔をしたりして、マーブルよりはリラックスしていました。
水害から1週間くらいたって、ようやくマーブルも落ち着いてきたような感じです。