VRおじさんの初恋 | 白玉猫のねむねむ日記

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平凡な日々のなかで、ふと、胸をかすめていった思いや、感じたこと、旅行記、本や映画のレビュー、時には、詩やエッセイのようなものを、書いています♪

ブログが外の世界に繋がる橋になるといいな☆彡

4月から放送された、NHKの夜ドラ
見た人いるかな?
ユニークで、心に残るドラマでした







どんなドラマか簡単に説明すると・・・



 

遠藤直樹は、人といるのが苦手な性格。

40才・独身・タイヤメーカー勤務。


気に入ったVRの世界に行き

アバターの「ナオキ」となり

過ごす時間が

直樹の、ささやかな憩いのひと時だった。

 


※VR=「Virtual Reality」の略で「仮想現実」




そのVRが、人気低迷から

サービスを終了することになり、

ナオキはその世界の終焉を

静かに見送ろうと決めていた。





左: 実体の 遠藤直樹 (野間口徹)

右: アバターのナオキ(倉沢杏菜)




そんな終り間近な世界に、ある日突然、

VRを全く知らないホナミがやって来る。



VR初心者🔰ホナミは

ゴージャスな美少女。



ホナミは持ち前の天真爛漫さで

ナオキにグイグイ近づき、

2人はVRの世界を旅することに。



知っているのはアバターだけ。

相手の名前も、性別も年齢も

何も知らないまま

2人はVRの世界で親しさを増す。



共に旅をするうちに

気がつくと、

ナオキはホナミを好きになっていた。


直樹の初恋だった。






しかし・・・

ナオキはVRでは制服姿の少女だが

実体はおじさん。


 

そのおじさんが

女の子のアバターの姿で

ホナミという、女の子のアバターを

好きになったのだ。



なんだか、ややこしい汗

驚きあせる





さらに、ややこしいのは・・・





ホナミの実体が

芦原穂波というお爺さんで

しかも余命宣告された重病人だったこと汗





右: 実体 芦原穂波(坂東彌十郎)

左: アバター ホナミ(井桁弘恵)





つまり・・・

上: アバターのナオキ&ホナミ

下: 実体の 直樹 & 穂波




さすがに、奇奇怪怪汗無気力









だが・・・

第31話で語られる 穂波のモノローグが

奇奇怪怪な関係ではなく

VRだからこそ生まれた

純愛物語なのだと教えてくれる。





〈モノローグ・スタート〉



私たちの心は体に決められる。


望む望まないに関わらず 

性別、年齢、健康状態… 

そういうもので心の輪郭を作られてゆく。




でもVRの世界で私たちは

 現実と違う体に出会って

その体でしかできない

約束をしたのだ。



体が変われば 心が触れ合う場所も変わる。



あれは確かに同じ私たちだ




〈モノローグ・終わり〉





不粋だが、少し解説すると・・・





当たり前だけど

VRの世界では、違う体(アバター)になる。


性別も、年齢も、健康状態も、

現実の自分とは違う、別個の体だ。


芦原穂波は「ホナミ」になり 

遠藤直樹は「ナオキ」になった



「ホナミとナオキ」と

「穂波と直樹」とでは

二人の間に生まれる感情は

違ったものになる




ホナミ(左)とナオキ(右)




「ホナミとナオキ」だったから

VR世界を冒険し

恋に落ち、永遠の愛を誓い合った



むろん、全てはVRでの出来事・・・

まぼろし・・・




それでも

穂波と直樹は、確かに

同じ夢を見たのだ





直樹(左)と穂波(右)





さらに、解説すると・・・


「ホナミとナオキ」婚約の数日後

芦原穂波はホスピスの病室で亡くなる。


どういうことかというと

穂波は、病室で

死を待ちながら、且つ


死の直前まで

VR世界での冒険や恋に

心を踊らせていた!

ということ。



そのことで、穂波は

死の恐怖や孤独から

相当、解放されたのではないだろうか?



彼の死顔は、

とても安らかで、幸せそうだった。








あと、1つ、つけくわえるなら


直樹は

死んでゆく穂波の願いを叶えようと

彼と、彼の娘との和解に

全力を尽くし、成功!

穂波の娘や孫からも感謝され、

彼自身も成長している。








ドラマの説明は以上です。




わたし自身は

VRと現実・・・

どう考えたらいいのか

よくわからずにいますあせる

(^◇^;)



ホスピスで死を待つ時間の

孤独や不安を

VRによって慰める⁉︎

思いもしませんでしたが有効そう!

この方面でのVR活用の開発を期待します!

\( ˆoˆ )/


でも、この技術

極めるとマトリックスの世界と紙一重のような・・・😅





あと・・・


VRの恋と、現実の恋とでは

似て非なるもの?

どうなんでしょうね?

なんとも言えない・・・

(⌒-⌒; )汗




このドラマの原作はマンガだそうです。

作者は「暴力ともこ」氏。

リンクした番組のホームページに

原作者のコメントがあります。







下の写真はドラマに出てきた

VR内の名所です。

どこかで見たような・・・

猫ヶ崎・冬の教会・七夕広場🎋

制作スタッフの中に

旧ピグ・ユーザーがいるのかな?

( *´艸`)クスッ