自立を促すための効果的な問いかけ方 | サッカー経験0(ゼロ)のパパさんでも最高のコーチになれる 息子の能力を最大限にアップさせる方法

サッカー経験0(ゼロ)のパパさんでも最高のコーチになれる 息子の能力を最大限にアップさせる方法

サッカー経験のない人、メタボなお父さん、文科系お母さんでも大丈夫。あなたにもできる、親にしかできない息子の能力をMAX最大限にアップさせる、澤 穂希(さわ ほまれ)選手の師匠直伝、世界標準(ワールドスタンダード)の方法。

サッカーがうまくなるためには、
子供が考えて自立してくれることが
一番の近道です。


そのためには、まず子供に
やる気をだしてもらわないといけません。


子どものやる気を引き出すために
問いかけるのです。


その問いかけですが、
まず、大きく2つに
分けることができます。


ネガティブな問いかけ




ポジティブな問いかけ


です。




この問いかけで、
よくしてしまいがちなのが


ネガティブな問いかけ


です。


人は、意識しなければ、
ついつい


ネガティブな問いかけ


ばかりしてしまいます。


あなたも、身に覚えがありませんか?


私は、たくさんあります。


『なんで負けたの?』


『どうしてあの場面でシュートを決められなかったんだ?』


いつもこんな風に
聞いてませんか?


そして、ネガティブな問いかけにも
2種類あります。


それは、


過去についての
ネガティブな問いかけ




未来についての
ネガティブな問いかけ


です。


先程の問いかけは、


過去についての
ネガティブな問いかけ


になります。


では、


未来についての
ネガティブな問いかけ


とは、どういうものかというと、


手抜きや怠慢なプレー
を見たときに、子供に


『このままでいいの?
このままいくとどうなると思う?』


と、あまり想像したくもない


ネガティブな未来


を聞くことです。

これらは、
過去であろうと
未来であろうと


ネガティブな問いかけ
であることに変わりはありません。


ネガティブな問いかけは
絶対にしてはダメです。




親の役割は、
子供が希望する場所へ
たどりつくためのサポートです。


子供の行きたい場所が
わからなければ、
サポートはできません。


では、子供が行きたい場所を
聴くために効果的な問いかけとは、


ズバリ


ポジティブな問いかけ


です。


ポジティブな問いかけ
にも、過去と未来の
2種類あるわけで、
その中でも


未来についての
ポジティブな問いかけ


正解です。




行きたい場所やなりたい自分を
イメージできて、
初めてどのような行動をとればいいかが
わかるからです。


ただし、


過去についての
ポジティブな問いかけ


も、自立をうながす意味や
自信をつけさせるため
なら効果的な質問です。


試合でいいプレーをした後に


『あのときはどんなイメージでプレーしていたの?』


とたずねると


『メッシのような感じ』


などの答えが返ってくることでしょう。




子供は大人よりも
過去に捉われない生き物なんです。


試合で負けたことなどコロっと忘れて、
友達と遊んだりします。


視線は未来を向いてるんですね。


それなのに親やコーチが


『なんで負けたんだ!』


とか


『どうしてあのシュートを外したんだ!』


などと、ネガティブな過去に
引きずり下ろす問いかけをしてしまうと、
まったくの逆効果です。


親は(指導者にも当てはまることですが)


『なんで負けたんだ!』


と言うことで反省させ、
次に同じことを繰り返さないように
しているのだと思います。


でも、
その行為は本当に正しくて
効果的なことでしょうか?


問いかけをするときは、
ポジティブな面に
集中してください


子供を導く役目の人は、
それを頭の片隅に入れて
おいてほしいと思います。