皆さんこんにちは、NAMI です。
今日のモントリオールは雨模様でした。
まぁ・・・1日室内で働いていたのであまり気にしないで済みましたが
今日は仕事帰りにダウンタウンのお土産屋さんで、日本のお友達に送るメープル製品を買って来ました。
カナダと言えばメープルシロップですよね
カナダにはメープルシロップの製品が沢山あります。
メープルシロップから始まり、メープルシュガー、バター、ヨーグルト、キャンディー、コーヒー、アイスクリーム、ビネガー、ブランデー、お水、クッキー、ポップコーン、ビール・・・etc 挙げだしたらキリがないです
今日はカナダのイメージでもあるメープルシロップについて書こうと思います。
カナダのお土産ナンバー1でもあるメープルシロップ
実はカナダの総生産量の92%(2017年現在)をケベック州で生産してるんです
では、ケベック州の他にどこで生産されているかと言うと・・・
オンタリオ州、ニューブロンズウィック州、ノバスコシア州、そしてアメリカのニューイングラン地方(国境を挟んでケベック州のお隣、メイン州、バーモント州、ニュー ハンプシャー州、マサチューセッツ州、コネチカット州、ロード アイランド州地域)
で生産されています。
シーズンによって異なりますが、1本の木から40~80Lのメープルシロップが生産されます。
樹液は透明で、2~2.5%の糖分が含まれています。
樹液の採取・・・と言うと、
木の幹に穴をあけて、バケツにポタッポタっと1滴1滴・・・
こ~んなのどかな情景を思い浮かべるんではないでしょうか?
いえいえ
こ~んなのどかに樹液を採取していたら時間がかかります
実際のメープル樹液採取はこんな感じ
チューブにつながれ採取された樹液は真空チューブを通り、直接工場まで運ばれます。
真空チューブで送られた樹液は104℃の一定温度で煮詰めると40Lの樹液から1Lのメープルシロップが出来ます。
メープルバターは104℃よりもう少し高温で煮詰め、115℃で煮詰めるとメープルタフィー(Tire d'érable:柔らかいべっこうアメ)が出来て、123℃でメープルシュガーになります。
ケベック州にはシュガーシャック(Cabane à sucre:砂糖小屋)と言う、メープルシロップの収穫をしてシロップを作り、ケベックの伝統料理を食べさせてくれる小屋(レストラン)があちらこちらにあります。
ケベックの家族は毎年2月頃から4月下旬まで週末になると家族&親戚総出で行きます。
この期間中でなくても観光客用に1年中オープンしている Cabane もありますが、予約が必要になると思います。
こんな感じで、馬が引くトラックに乗って散策したり、レストランの隣にあるシロップ工場で生産過程をみたり・・・
中はこんな風にフランス植民地時代のような内装です。
テーブルクロスはどこも赤と白!!
この Cabane à Sucre ではケベック州の伝統料理にたっぷりメープルシロップを掛けて食べます。
ハムにも卵にもドバァ~・・・とメープルをたっぷり
雪の上にアツアツのメープルタフィーを垂らして、べっ甲アメのようにバーに巻き付けて食べます
メープルシロップはウィキペディア日本語版に書かれている通り、以前は:
・NO.1:エクストラライト(透明度75%以上)
・NO.1:ライト(透明度60.5~74.9%)
・NO.1:ミディアム(透明度44~60.4%)
・NO.2:アンバー(透明度27~43.9%)
・NO.3:ダーク(透明度27%以下)
となっていましたが、2017年から等級の表示が変わり、現在では以下の通りになっています。
・ゴールデン(透明度75%以上)
・アンバー(透明度50~74.9%)
・ダーク(透明度25~49.9%)
・ベリーダーク(透明度25%以下)
2017年からの新しい等級(Erable du quebec さんのサイトからお借りしました)
収穫の時期が早いシロップがゴールデンで、時期が遅くなるにつれてシロップの色も味も濃くなっていきます。
樹液は昼と夜の気温差が0℃を挟んで5℃くらいになる2~4月に、樹齢45年以上の木、直径が20cm以上の木から収穫されます。
1つの木で穴をあけることが出来るのは3か所まで・・・と決まっているようですよ!
皆さんが普段口にしているカナダ産のメープルシロップ。
カナダではこうして作られています。
カナダにいらっしゃる際には日本では食べられないヨーグルトやアイスクリーム、ビールなどに挑戦してみるといいかもしれませんね
ご訪問ありがとうございました
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