我が家の猫ちゃんは、にゃるソックが好きだ
(窓から外をじっと観察)
いろんな場所の窓から外を眺めるけれど、最近一番お気に入りの場所は、2階の出窓。
ただし、そこは表通りに面している場所で、曇りガラスになっているため、窓を開けている時でないと、外が見られない。
なので、朝起きると、ニャーと鳴いて窓まで私を誘導し、「開けてよ」と訴える
かなり寒い時期や激しい雨の日は無理だけれど、基本的には猫ちゃんの訴えに応じて、窓を開けてあげるようにしている。
そして、猫ちゃんはそこからにゃるソックに勤しみ、息子達が学校へ行くときは、そのままそこから見送ってくれる
息子達は、2階の窓からのぞいている猫ちゃんに、手を振りながら出掛けて行く。
私に「行ってきます」を言うときよりも、猫ちゃんに手を振る時の方が、息子達は優しい顔をしている。
それを見ると、何だか気持ちがホッコリする
さて、そんな我が家の猫ちゃんのにゃるソック
先日は夕方から夜へ変わろうという、暗くなりかかった時間帯に、にゃるソックをしていた。
そろそろ窓を閉めようかなぁと思い、私は猫ちゃんの元へ行った。
そして、ついでに猫ちゃんの横に顔を寄せ、
「何を見てるの?鳥さん、いた??」と、一緒に窓の外を見てみた
すると、一見静かに思える窓の外も、時折虫や鳥が飛んでいるのが見えた。
その度に、猫ちゃんは耳を澄まし、鼻をクンクンする。
ここで猫ちゃんと外を見ていると、何だかいろんなものの息づかいが感じられるような気がした
うーん、ここで外を眺めているのは、思っているより暇じゃないし、心地良いかもしれない
と思い、猫ちゃんの横で、しばらく一緒にいようかなぁと思った、そのとき。
猫ちゃんが、何かを見付けた反応
何??
と見てみたら、ご近所に住んでいる学生さんが歩いているのが見えた。
横には恋人と思われる人がいて、寄り添って歩いている。
はっ!!
いかん、こんなところで見てたら、覗き見してるみたい!!
と思ったけれど、私達が見てるのは我が家の前だけだし、一瞬で通りすぎるだろうし、若いカップルは可愛らしいなぁと、微笑ましく見守ることにした。
が、カップルは、我が家付近に立ち止まり、イチャイチャしだした
(といっても可愛いものだけれど)
これはまずいぞ、猫ちゃん、アナタ、いつもこんなの見てるの?!
覗き見みたいじゃないかーーー!!!
と、慌てて猫ちゃんを見てみると、もう既に猫ちゃんの目線は違うところにいっており、虫や鳥の方が気になる模様
そっか、猫ちゃんにとっては、人よりも虫や鳥の方が気になるよね。
ほっ。
よかった、覗き見趣味じゃなくて
(当たり前か)
そして、そっと窓を閉め、猫ちゃんを抱っこして、電気のついた明るいリビングに向かったのだった。
猫ちゃん、アナタ、実は毎日いろんなものを見ているのだろうな。
興味があるのは虫や鳥なんだろうけれど、実は私が知らないものも、いろいろと見ているのかもしれない。
家政婦は見た!!
ならぬ、
猫は見た!!
だな
・・・と思ったのであった。
何だか、平和だな
↑家政婦は見た!
今の若い方達は、ご存知無いかもしれないな