我が家には、中学生の長男と小学生の次男がいる。
当たり前だけれど、それぞれ長所と短所がある。
長男は、良くも悪くもボーッとしている。
穏やかで成績も良いが、とにかくボーッとしているのだ。
受け答えものんびりで、
「そんなんじゃ就活で戦えないんじゃないか」
と私は勝手に心配している。
まだまだ先だけれど。
次男は、受け答えがハキハキしていて、いつも笑顔で声も大きい。
成績も悪くないので、就活のウケは良さそう。
(まだ早いのに、また就活)
が、次男は早とちりで失敗したり、気が短いところもある
そんな二人の息子の性格の違いが露呈した出来事があった。
4月にしてはかなり気温が高めの近頃。
次男は「暑いから!」と半袖Tシャツを着て登校した。
しかし日陰に入ったり、窓の開いた教室で寒くなっては困るからと、羽織るものを2枚も手提げ袋に入れていった。
「2枚も羽織るのは変でしょ!
1枚で良いんじゃない?」
と私は言ったが、
次男は
「温度によって調節したいから、2枚持っていく」
と譲らない。
どう見ても合わない2枚の羽織りもの。
両方着たら絶対変だし、パンパンで腕も通らないのでは無いか。
まぁ、コロナ禍以降は窓バンバン開いてるし、寒い思いをするよりは良いか
と私は思い直し、そのまま持たせた。
対して兄は何も言わず、
毎日変わらず制服の長袖シャツにジャケット。
中学校では夏服への切り替えやジャケットの有無も個人に任せられていて自由だけれど、
息子はこの春からは毎日変わらない格好で登校している。
まぁ、暑けりゃジャケット脱ぐでしょ
と私は思い、兄には何も口出ししなかった。
さすがに中学生だしね。
そうしたら。
兄は帰宅時、汗びっしょりになっていた
ええっと思い、見てみたら、ジャケットを着たまま。
ええええ、そりゃこの気温でその格好は暑いよね!!
暑いならジャケット脱げば良かったよね!!!
「何でジャケット脱がなかったの?!」
と聞いてみたら、
「暑いって今気付いた」
と。
いやいやいやいや、
暑いから脱ごうとか、寒いから羽織ろうとか、
アンタは自分で調節できんのかい!!
もうホントに大丈夫~
そして長男は
「わ、汗びっしょり!
めっちゃ濡れてるから触ってみて~」
と、汗でキラキラ光る腕を差し出してくる。
そんなん、嫌に決まってるやん!
何で汗びしょの腕を触らないといけないの~
(これが小さい子供なら、もちろん「暑かったね」って腕さわって、汗を拭いてあげるけどね)
そして制服から長袖Tシャツに着替えて、
「暑いからエアコン付けて良い?」
と言うので、
「ダメ!!暑いなら半袖着て!!」
と私は答えたのだった。
も~、長男って手を掛けて育てるから(意識してないけど、一般的にそうなりがちよね)
ボンヤリさんに育ってしまうのかな
それとも個性
ボーッとした長男と早とちりの次男、二人で足して2で割ったらちょうど良いのかもしれない。
と、時折考えてしまうが、
みんな違って、みんな良い
(金子みすゞさんの詩より)
なのだろうなぁと思う。
思うことにしよう、うん