15日午後2時より、
野老澤町造商店において、「蓄音機で聴くSPレコード鑑賞会」が催されました。
この催しは、所沢市西新井町の鈴木源太郎さんのご協力により実現したもので、鈴木さん所有の、1930年頃に作られた「英国製EMGマークXbテンビー」という蓄音機で、鈴木さん所有のSPレコードにより行われました。
先ず最初は、李香蘭の名で活躍した山口淑子のラヴィアンローズで74センチのラッパからの美しい声に魅了されました。
その他、戦後間も無くヒットした中野忠晴の「ちいさな喫茶店」、池真理子の「ボタンとリボン」など、洋楽では、ポール・アンカの「ダイアナ」やレイモンド・コンデの「モナリザ」、ナットキングコールの「Too Young」などのヒット曲、
また、明治時代のイタリアカンツォーネで日本でもおなじみのナポリ民謡「帰れソレントへ」や「オ・ーソレミヨ」、昭和初期の東海林太郎の「椰子の実」、藤原義江の「宵待草」、奥田良三の「城ヶ島の雨」などを堪能させていただきました。
演奏後は、蓄音機についてやSPレコードの保存の苦労や値段などについても沢山の質問があり、鈴木さんが丁寧にお応えされていました。