今回ほど気をもまされた案件はなかった。
フツーの新規事業なら、せいぜい、オーブン前に一度見に行く程度なんだけど、
今回は本当に工事が間に合うかどうかも、みえなかったので、10回は
現場に見に行きました。
ビル一棟ごと改装しなくてはならず、まして、2階や3階は
もともと住居だった上に、住まなくなったあとはオーナーさんの
倉庫として使われてたことがあり、まずは、産業廃棄物やさんに、
不要品処理に入ってもらったのが、先月の20日位。
そして、一気に室内を解体して、
その上で、業務用のエアコンや、ビル全体の電器の容量をあげる電器系統の工事。
これだけで、3週間以上かかり、途中、本当に間に合わないという危惧がありました。
一応、来週の火曜には内装は終わり、最後の二日でハウスクリーニング
をいれて、七月一日から物品搬入して、なんとか内覧会には
間に合います。
まぁ、途中で仕様変更や追加工事もはいり、金額的にも、多分、僕以外
の福祉系の経営者なら、まず、利用者の見込みもないまま、
これほどの先行投資はしないと思います。
ただ、古くは播磨発達センター、去年の兵庫明石高等学院や就労bセンターと
まわりから見れば、リスクが高いと思われたかしれませんが、
僕的には、自信がなければ、これほどの先行投資はしませんし、
うちの今現在の財務体質なら、多少のリスクをとってもびくともしない。
むしろ、何もリスクをとらず、現状維持を望むほうがよほどリスクは
高いと判断しています。
われわれ、波の家福祉会は常にチャレンジを続けてゆきます。