ハーバード式「超」効率仕事術

  ロバート・C・ポーゼン  投稿日:2014年 9月30日(火)15時37分21秒
  
  ・成功を左右するのは正しい心構えだ。達成したい結果に目を向ける事が大切。
・緊急事態への対処と誰かに頼まれた仕事への対応にすべての時間を使っていたら、いつまでたっても進歩はない。日々ごと週ごとに溜まっていく雑用の殆どは、大きな目標には繋がらない。
・ここから抜け出すには、自分が何をすることが組織に一番必要か?そして自分が何をしたいかを考える事が大切。

◎優先順位の高い目標に多くの時間を使う。
◎短期目標の優先順位を決めるには、優先度の高い中期目標の達成にそれがどれくらい直接間接に役立つかを考えなければならない。
◎職場に長時間いることよりも、最高の結果を達成することに力を注ぐ。
◎複雑なプロジェクトでは、情報を大量に収集する前に、たたき台となる結論を書きだし、的を絞ること。
◎職場にいる時間を重視する企業文化を助長しない。
◎全ての仕事を完璧には出来ない事を受け入れる。優先度の低い仕事は合格点すれすれで終わらせ、重要な仕事で最高の出来を目指す。

・会議の最後には必ず、「次にすべきことはなにか、だれがそれをするのか、いつまでにするのかをかを確認すること。
・効率よく読むには、読む目的を明確にし、それを常に念頭に置かなければならない。

◎効率よく読むには、1分間に読むワードを減らしてスピードを上げる。つまり、目的に関連する箇所を拾い読みするのだ。
◎本分の各段落の最初の文章を読む。目的に照らし、段落をすべて読むべきか否か判断する。
◎記憶したい事柄を探すよう常に心掛ける。

《部下をマネジメントする》
・人は意味のある仕事を成し遂げたと思える時が、一番幸せに感じる。そして、もっとやる気になる。それは、革新的な成果でなくても、少しずつでも目に見える進歩があればいい気分になれる。
★つまり、上司は部下の目標達成を助けることで、部下自身に進歩・達成感を与えれば、より多くを引き出せる。殆どの管理職はこれに気づかず、自分のことばかりやっている。

・部下のやる気に影響を与える5大要因は、①進歩を助けること、②いい仕事を褒めること、③金銭報酬を与える、④対人関係を助ける、⑤明確な目標を与えること
・有能な上司になる為には、自分と部下が目に見える成果があげられるようなシステムを作ればいい。その核になるのは、「仕事を任せる」こと。
・上手に仕事を任せるには、自分と部下の両方が「個人商店を経営する」つもりで仕事をすることが必要。自分の金を使うつもりで意思決定をすること。
・大まかな方向性を与えたら、効率的な方法を部下に決めさせる。それ以降は口を挟まない。
・プロジェクトの大まかな目標を決めたら、自分と部下とで評価基準を決めておくこと。最終決定は部下に任せること。評価基準がいいかげんでは、プロジェクトは最初から失敗したも同然。
・以前と同じ失敗や倫理観の欠如による失敗を許してはいけないが、前向きの失敗は快く許すこと。

《上司をマネジメントする》
・与えられた時間と予算の中で常に素晴らしい結果を出していれば、どんなタイプの上司でも部下を気に入る。
・成功したときは、それをきちんと上司にしらせること。特に人事評価の時期には。
・失敗しそうな時は、事前に十分に警告しておくこと。
・深刻な問題を上司に告げる場合、その損害を少しでも和らげる方法を提案すること。解決策を示さずに問題だけを指摘するのは、「当て逃げ」のようなもの。


●● ピークパフォーマンス方程式 ●●
・上司は部下の目標達成を助け、進歩や達成感を与えれば、より多くを引
  き出せる。自分のことばかりをやらずに、部下をフォローすること。
・深刻な問題の報告時には、解決策も提案をすること。問題だけの指摘は「当て逃げ」と同じだ。