エヴァへの道

  船井 幸雄  投稿日:2014年 9月27日(土)11時14分13秒
 
   当著との出会いは、元ホークスの小久保が推薦するいい本とのことだった。なんと彼は船井総研の設立者であり経営コンサルとして世界のトップ水準にあった故人の船井幸雄氏によるものだ。
2014年1月に81歳で逝去されたが、特に流通業では「経営指導の神様」として有名。
地域一番店づくりの考え方は、故渥美俊一氏とは違った路線であったことも有名。その船井氏が、ともするとスピリチュアルとも言える考え方であったことが驚きである。

結論的に言えば、「一体化」こそが当著の題名である「エヴァへの道」の目指すところ。当著を通じて、船井氏の「生きざま」「考え方」を学べる。
船井氏は、時代の最先端を走っていた人間である。彼の立場では時流が良くわかった。どのように生きるべきかも分かる。

「百匹目の猿現象」
・高崎山や宮崎の幸島(こうじま)などに住む野猿は餌づけされたサツマイモを水であらって食べる。しかし、60年前は幸島の10匹のくらいの猿だけしかイモ洗いはしていなかった。65年前には皆無であった。
・一匹の猿が、良い行動=その種にとってメリットのある行動を始めると、群れの仲間がそれを真似る。それがある臨界値まで達すると、その行動が、他の地の野猿に飛び火のように移るのでは・・と考え、ニューエイジ学者のライアル・ワトソンが、この現象を「百匹目の猿現象」と名付けて発表した。
・「百匹目の猿現象」は地球上の動物界でおこる正しい現象であり、人も動物も同じなのだ。

「エゴからエヴァへ」の意味
・足立育朗氏が、宇宙の知性的存在から教えられた言葉で宇宙語とのこと。エゴ=ある惑星の住人の集合意識が「エゴ、対立、競争」をベースにしている社会のことエヴァ=集合意識が「愛、調和、互恵」をベースにしている社会のこと
・集合意識≧集合的無意識らしい・・無意識も意識も含むものとのこと

・エクサピーコ⇒我々の本質=魂のこと。地球自体にもエクサピーコがあり、それが地球の重心で地球全体をコントロールしている。
・実際にエヴァの意識で行動し、その意識を更に高めることによって、「本質」であるエクサピーコの周波数レベルを上げることが必要。
・その為には、自我を捨て、反自然的な行動はやめ、良心を第一に、愛、調和、共生といったものを心掛けていく、つまり人間性を高めていくことが大事。

・どんな精密な計測器でも針はゼロのままで動かないからエネルギーはないと考えられていたゼロ磁場にこそ、「気」というエネルギーが存在している。
・ゼロ磁場こそベストの場なのだ。

・世の中で生起するすべてのことや、存在するすべてのものは。必要、必然、ベストになるようも出来ていると確信した。よって、どんなことが起きようとも、そのすべてを肯定し、感謝するのが正しい。
・何故なら、全てのことがらに意味がある筈だから、病気・倒産・事故など、「つき」の悪いことが起きた時ほどその理由と意味を考え、理解し、納得し、そして肯定、感謝へと繋ぐべきなのだ
・基本的なところで個々の魂は繋がっており、一体のものだ。これは全ての存在が生成発展する為に「大いなる存在」によってつくられた「世の中の基本構造」といってよい。

【船井幸雄の宇宙観&人間観】より抜粋
・世の中で起こることは、すべて必要・必然・ベスト
・すべての源は波動である
・サムシンググレートは存在する
・魂を成長させる(自他への奉仕・許すこと)

◆マイナス発想の人、足を引っ張りに来る人との付き合い方?
・自分にもマイナス発想を引き寄せたり、人の足を引っ張る波動があるから、近づいてくる。そこで、100%のプラス発想人間に変わってみること。まずマイナス発想する相手や、足を引っ張る相手の言動を100%肯定し感謝してみるのだ。
・相手のマイナス発想や足を引っ張りに来る行為が、どれくらい強くともアタマにきてはいけない。必ず理由があるから、その理由を考え、それを肯定し、感謝するのだ。

・ねばり強くつづけている間に、必ず相手全体を包み込めるようになる。アタマにこなくなる。
・これで包み込めたのだ。包み込めるということは、自分の波動の方が相手の波動よりも強くなったということ。強い波動は弱い波動を同化するのだ。
・善と悪では善に、敵と味方では味方になるはず。プラス発想とマイナス発想ではプラス発想になり、肯定と否定では肯定になる。
・要は包み込める方のものになるのだ。包み込むことが出来ると、どんな問題も処理できる。しかし包み込む前提に必要なのが、肯定と感謝。

・世の中で起こることには全て意味がある。病気とか悪いことが起こるのは、間違った生き方を自分がしているからで、それに気づいて訂正しないからなのだ。


●● ピークパフォーマンス方程式 ●●
・世の中で起こることは全て、必要、必然、ベストの自己成長課題。
 何があってもすべてを肯定し、感謝しなければならない。
・マイナス発想や足引っ張りが強くてもアタマに来てはいけない。
 その理由を考え、肯定し、感謝することで包み込むことが出来る。
 包み込むことが出来れば、どんな問題も処理できる。