どんな仕事も楽しくなる101の言葉

  投稿者:児玉 光雄  投稿日:2013年 7月10日(水)16時25分9秒
  
  当著との出会いは、キャナルの本屋さんでリアル本に惹かれたからであった。
著者は現在66歳、脱サラ後からプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーをし、鹿屋体育大学教授、日本スポーツ心理学会会員、スポーツ天才学における日本の第一人者。その中での学びを以下に記しておく。

・日比野克彦(芸術家)『なによりやってはいけないのは、つまらないと思いながら、仕事をすることです。だから自分で面白くする努力を常にしていました』
・フェデリコ・フェリーニ(映画監督)『もう終わりだと思うのも、さあ始まりだと思うのも、どちらも自分である』

・後ろむきの感情を、前向きの言葉に置き換えていく訓練をすることで、やがて実際の自分の感情も、瞬時にプラスに変換出来るようになっていく。
⇒言葉を変えて、脳にポジティブな思考回路を作る。

・物理的に時間内に処理出来ないほどの仕事を抱えている人や、自分の能力では解決出来ない難問に遭遇している人は、『ストレス領域』で仕事と格闘している。どうすれば、ストレス領域から抜け出し、最高に気分がよくて、やる気に溢れた『ピーク領域』に持っていくこと
 ができるのか?それには、心理的に快適でモチベーションを上げなくていい『リラックス領域』を使いこなすのがいい。
・例えば、運動やコンサート、趣味等で仕事を忘れ、心からリラックス出来る状態を少なくとも1日に1時間つくれば、日々自分をピーク領域に持っていくことが出来る。
⇒一日一時間、リラックスする時間を確実に作る。

・サルトル(哲学者)『悲しむことはない。今の状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ』

【ハリーポッターの誕生秘話】
・書いた小説を出版社に持ち込んだところ、12社でボツになった。果たしてYOUなら13社目に挑戦するだろうか? 諦めずに13社目にプレゼンを強行したところ、日本円で27万円のギャラで出版されたのが「ハリー・ポッターと賢者の石」。著者はJ・K・ローリング。これが世界で読まれる大ベストセラーの誕生秘話。

・何度もチャレンジすれば成功の確率は高まる。営業では証明されているっ事実だが、全米販売担当重役協会の調査では、営業販売の80%は、同じ顧客への5回目以降の電話で成立している。ただし、5回以上電話をかけるのは、全体の10%でしかない。48%は1回断られた
 だけで断念している。
⇒たった数回のチャレンジで諦めないこと。

・仕事で大きな成果を上げたかったら、上司はもちろん、後輩やパート、取引先、宅配便の人にまで「ありがとう」を言ってみよう。
⇒感謝の気持ちを、誰にでも表明する。

・仕事が面白くないと感じる理由の1つは、目の前の仕事に囚われすぎていて、自分自身の成長を見ていない場合にある。仕事を積み重ねた先にたどり着ける、ワクワクする到達点が見えていないからである。
・成長する自分が感じとれれば、毎日が充実し、仕事は楽しくてたまらなくなる。逆に成長を感じられない場合は、死にかけているのだから・・面白いわけがない。
・自分を動かす強力なエネルギーは、「~したい」ではなく「~する!」で締めくくり、到達点を明確にする事で生まれる。最高のゴールへ向かうことが、仕事を面白いものに変える。
⇒「~したい」と思っていた事を、「~する!」と言い切ること。

・目標がみつからなかったら、「質の高さ」と「かかる時間」を高めていくことを目標にすればいい。これには限界がなく、どこまでも挑戦していくことが出来るからだ。
⇒全ての仕事の指標となるのは「質の高さ」と「かかる時間」

・いざという時に助けてもらえるような有益な人間関係を築きたいなら、「相手を助けてあげよう」という気持ちで、人と接するのがベストな方法だ。
⇒広さよりも「深さ」を重視して、人を大事にする。

◎ベンジャミン・ディズレーリ(元イギリス首相)「人と話をする時は、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる」

・近江商人が大きく繁栄出来たのは何故か?
 それは、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」を貫いたから。
・IKEAの創業者カンプラード氏は、未だにスイスの片田舎で質素な生活をしている。それは「自分たちの目的は儲けることではなく、世の中の役に立つこと」という思想を徹底しているから。この利益還元主義が、低価格販売を可能にし、世界の名立たる企業へお仕上げた。
 モチベーションの観点から見ても、「何かを得よう」とばかり考る人より、「人のために何かをしてあげたい」と考る人のほうが、はるかに強烈なのだ。
⇒沢山の誰かのために頑張る。

◎とにかく自分の限界に挑戦すれば、必ず仕事の面白さが見えてくる。この世の中で、自分の限界に挑戦することほどワクワクするものはない。日々前進をモットーに、今生きている一瞬一瞬にベストをつくすこと。これを仕事の拠り所にすると、飽きないし、頑張ることが出来る。
⇒1ミリでいいから、日々、自分の限界を超えていく。


●● ピークパフォーマンス法定式 ●●
・いざという時に助けてもらえる人間関係を築きたいなら、「相手を助けてあげよう」という気持ちで、人と接すること。
・仕事で大きな成果を上げたかったら、後輩やパート、宅配便の人にまで「ありがとう」を言ってみること。⇒感謝の気持ちを、誰にでも表明する。