7つの習慣

  スティーブン・R・コヴィー  投稿日:2009年 2月28日(土)20時47分50秒
 
  「7つの習慣」とは人生で成功するにはその裏付けとなる原理原則があり、その原則を体得し人格に取入れることが必要と教えている。
 アインシュタインは言う「我々の直面する重要な問題は、それを作った時と同じ考えのレベルで解決することは出来ない」と。

<7つの習慣>
①主体性を発揮する ②目的を持って始める ③重要事項を優先する ④Win-Winを考える⑤理解してから理解される ⑥相乗効果を発揮する ⑦刃を研ぐ
⇒48時間以内に勉強した事をアウトプットする前提で読むと効果的

①言葉は「自己達成予言」となるから、言葉使いには注意が必要
「どうしようもない」・・ではなく・・・「代替案を考えてみよう」
「しなければならない」・・・ではなくて・・「そうする事に決めた」と考える事が主体性である。何事にも、「ねばならない」とは絶対に言うべきでない。
全くコントロール出来ない問題なら自分の態度を変えれば良いのだ。

②ミッション・ステートメント(個人的憲法、信条)を書く事こそ目的をもって始める最も簡単な方法だ。書く事は、意識と無意識を統一する精神神経筋肉活動だから、書く事で考えがより明確になるのだ。

③日頃から実行していれば仕事や生活を向上させる活動、それは時間管理では第二領域の活動である。第二領域の時間管理目的は、生活を効果的に管理することであり、緊急性ではなく重要性に集中するものでありP(目標達成)とPC(目標達成能力)のバランスを向上させるプロセスなのだ。

④Win-Winでは互いに話し合えば、大抵は第三案が見つかると言う考え。但し、ノー・ディール(取引しない)と言う選択枝もある。

⑤人間関係での肝は「まず相手を理解するように努め、その後で、自分を理解してもらうようにしなさい」と言うことだ。
人は、理解しようとして聞いているのではなくて、答えようとして聞いているのだ。医者が診断もしないで処方するのと同じだ。だから、全てを自分のフィルターを通して、自分の自叙伝を相手の生活に映し出しているだけなのだ。
『答えようとして聞くのではなく、理解する為に聞く』ようにしなければいけないのだ。

具体的活用方法は、内容を自分の言葉に置き換えて、同時に感情を反映すればいいのだ。プレゼンテーションでは、感情移入をして相手の立場をうまく説明する。その上で、自分の立場を相手の見地から説明し理解してもらうとうまくいく。

⑥全ての人は、世界を自分のあるがままにしか見ていない。さらに、自分はあるがままにみているし、相手はそうではないと思い込んでいる。
他人との相違点があるからこそ、人間関係のもたらす利点があるのだ。相乗効果の源は相違点を尊ぶことなのだ。相手と同じ意見なら話をする意味はない。違う見方があるからこそ意味があるのだ。

⑦肉体的側面、精神的側面、知的側面、社会・情緒的側面をバランスよく磨く事が大切。何かをしたくないと思う時こそ、主体性を発揮して「嫌でも実行する」のだ。

●●ピークパフォーマンス方程式●●
7つの原則を暗記し、体得し、人格を高めていくことが必要だ。特に、第二領域の重要事項を優先すること。目の前のことより、将来につながる重要事項とバランスが大切だ。人との関係では「答えようとして聞くのではなく、理解する為に聞く」と言うことを強く認識することだ。主体性の観点では、「ねばならない」と言うと自己達成予言になるから「そうすることに決めた」と言うこと。