フォーカス・リーディング

  寺田 昌嗣  投稿日:2008年 9月20日(土)10時24分52秒
 
  読書と言う投資効果を上げるには、自分自身のビジネス力を上げるか、読書時間を短くすれば、投資効果は10倍になる。 フォーカス・リーディングの技術を習得すれば、直ぐにでも投資効果が10倍に出来ると言う発想。

超高速で一字一句を読み、細部まで記憶に残す読書術が、読書と考えるのではなく、考え方技術のパラダイム・シフト、つまり読み方をシフトすることが必要。
自分が目的を持ち読書をすれば、10分で十分だし、必要以上に時間をかけるから逆に成果が下がってしまう。

読書により手に入れた知識は、自分の現実でどれだけ生かされたかを検証する。そこまでしてはじめて、役に立ったかどうかが解る。『知行合一』
単純な多読は逆効果で、自身の目的にあった読書が必要。量を求めることは、プラスチックのバットで素振りの練習をするようなもの。意味がない。

読書で大切な事=本を読むことではなく、書かれている情報を読み取り、目的を達成する事。
読書に求める、リターンはクールに捉えなければならない。だから、無駄に細部に拘った読書、完璧主義は捨てるべき。(この部分については、レバレッジ・リーディングの本田直之氏も、フォト・リーディングのポール・R・シーリィも、超並列読書術の成毛眞氏もさらには、勝間和代氏も異句同音に言われている。)

絶対にやってはならないこと=一冊を最初から最後まで同じように読むこと。

著者曰く『読書はスポーツである。読書力をアップさせたいなら本を読め!スポーツに王道は無い。基礎練習、反復練習なくして高度技術は身に付かない』(イチローや、松井、中村俊介や羽生善治将棋棋士(きし)も基礎練習をかかさない)

フォーカス・リーディングの技術は、右脳や潜在意識ではなく、単にだれもが訓練次第で修得出来る技術である。一ヶ月以上をかけて取組むなら、私にも修得できると思う。
練習過程で、出来なかった時には、出来ないと思わないで、97%の「できない感」の中に見えてくる3%の「できそう感」の手がかりを見つける気持ちを持ち続けることが重要。

出来なかったら、出来るまでやる。スポーツと同じ。

現段階でも実行出来ることは、「わかる」レベル、「感じる」レベルの入力レベルを「ギア」として、ギアチェンジしながら読書をすること。入力レベルを切り替え、理解度を必要に応じて上げ下げしながら読んで行けば、読書の目的と質を損なわずに、スピードを上げること。

◎言葉のデータベースの効果的作り方◎
読むべき本を「見える化」する。積ん読をする。読んだ本もわけて見える化して確認すれば、モチベーションアップにも有効。自己成長にプラスとなる、積極的積ん読をする。

メモを書くなら、読み解く過程で自分が考えたことを書いておく。それにより、読み返した時には自己成長が解る。

●●ピークパフォーマンス方程式●●
読書をする時は目的を持ち読後に得るリターンも考えるべき。一冊の本をギアチェンジをしながらスピードアップしていく。恐らく2.3割は効率が上がる。最も現実的で活用が出来る読書術は、レバレッジ・リーディングではないか。