調査日誌232日目 -昭和3年の浪江町域の学校・教員⑬ 井戸川マス- | 『大字誌 浪江町○○』調査日誌

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旧「『大字誌浪江町権現堂』編さん室、調査日誌」のブログ。2021年3月12日より『大字誌 浪江町権現堂』(仮)を刊行すべく活動をはじめました。2023年11月1日より町域全体の調査・研究のため新装オープン。

2024年6月21日。

 

西村慎太郎です。

浪江町域の近代の先生について、昭和3年(1928)福島県教育新聞社編『福島県教育名鑑』(福島県教育新聞社、1928年)から検証しています🤩

 

さて、ちょっと訂正と補足。

昨日の石井清美先生の記事、完全なる誤りがありました💦 詳細は昨日のブログご覧ください😅 赤字で訂正入れてあります。

そして、前回・前々回でご紹介した石井清貞先生・石井清美先生について、川添地区の方から情報が寄せられまして、このお二人は兄弟とのこと!!🤩 早速、鈴木実『川添物語』(北国詩の会、1983年)231頁を見てみたところ、川添地区の旧在郷給人の家である石井豊之助の長男が清貞先生、三男が清美先生でした。ちなみに御親族の方からも情報を頂き、清貞先生の妻であるヨシオさんは請戸の渡部家出身でした。

 

皆さん、情報ありがとうございます!!🤩

 

さて、再び、『福島県教育名鑑』。今日は井戸川マスです。

 

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井戸川マス

 雙葉郡大堀村(明三九生)

浪江校訓導作法主任。大正十五年師範卒業

 

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井戸川マスですが、明治39年(1906)大堀村生まれ。大正15年(1926)に福島師範学校を卒業しています。『福島県教育名鑑』刊行段階では、数え年で23歳です。作法主任として浪江小学校に着任していました。「作法」は大正2年に指導内容が文部省によって統一されて、戦後廃止されることとなりました。