調査日誌231日目 -昭和3年の浪江町域の学校・教員⑫ 石井清美- | 『大字誌 浪江町○○』調査日誌

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旧「『大字誌浪江町権現堂』編さん室、調査日誌」のブログ。2021年3月12日より『大字誌 浪江町権現堂』(仮)を刊行すべく活動をはじめました。2023年11月1日より町域全体の調査・研究のため新装オープン。

2024年6月20日。

 

西村慎太郎です。

浪江町域の近代の先生について、昭和3年(1928)福島県教育新聞社編『福島県教育名鑑』(福島県教育新聞社、1928年)から検証しています🤩

 

本日は石井清美についてです。前回のブログで書いた石井清貞さんと似たような名前ですが、親族でしょうか??

 

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石井清美

 雙葉郡浪江町(明三九生)

廣野訓導同補習學校助教諭圖畫主任。昭和二年本縣師範卒業(趣味)庭球畫道等

 

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石井清美は明治39年(1906)生まれ。昭和2年(1927)に福島県師範学校を卒業したということで、この『福島県教育名鑑』が出版された時にはまさに新卒ということですね。ポイントは「図書主任」という職にも就いていた点。これってのちの司書教諭の前身でしょうか。司書教諭自体の成立は1954年なので、学校が独自に定めていたものかもしれません。このあたりは他の事例も要検討。

 

↑6月20日追記。すみません、原文「圖畫」でした😅 図書関係ないww

というわけで、図画の先生です🤩 ちなみに図画教員は明治5年の「小学校教師教導場建立之伺」によれば、科目として「墨画」があり、これがのちに連なる図画の最初です。