10月10日土曜日。曇り。

今日も朝から、悪戦苦闘。
シャワーは、蛇口を触ってもいないのに、水の温度が1分ごとに上がったり下がったり。しかも、シャワーヘッドを支える部分が、少しずつ上に向いていき、10秒ぐらいすると、完全にあさっての方向を向いてしまう。ここ、結構まともなホテルなはずなんだけど。
しかも、昨日も書いたように、シャワーの仕切り板が、縦半分しかないので、床も壁も濡れまくってるし。いいのか、これで!?

今日は、ベネチア市内にも点在する、ビエンナーレの展示を見に行く。

最初は、サンマルコ広場の近く、ミュゼオ・コレの中。

ここは、中世の美術品の展示や、考古学美術館、昔の図書館も入っていて、なかなか穴場。
ビエンナーレのセキュリティに関する展示は、難しくて正直、よくわからなかったけど、展示室の天井が素晴らしかった!

他に見たのは、

中世の組体操。
今時の日本の小中学生より、高度でアクロバティック!
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彼の掌の下に入って、頭ぽんぽんされたい!
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なかなか興味深い展示。

そろそろ昼時。
今日は、朝ごはんにフルーツを少しつまんだだけなので、お腹ぺこぺこ!
グーグルで見つけた、近くのビノテカ(ワインバー)つきオステリアへ。

Osteria Enoteca San Marco

パルマ産の2種類の生ハムと無花果。
トマトとモッツァレラのバジルソースがけ。
きのこと生エビのスパゲッティ。
いかとナスの緑パスタ。

どれも美味!
しかも、せっかくワインバーに入ったからには、ワインも飲みたい!ということで、ハーフボトルも注文。
昼からぜいたくだわ。。。

お腹いっぱい、ほろ酔いになったところで、またアート巡りを再開!

ベネチアの街並みも、堪能しつつ。。。
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それにしても、アート、特に現代アートは、ツボに入ればおもしろいけど、理解できないものも多いのが本音。
昼から観たものは、なんじゃこりゃ?みたいなものも、正直多かったんだけど、いくつか、ツボにハマったものをご紹介🎶

グアテマラの館は、何だか超ブラックユーモアがあふれ、有名人や宗教を題材にしたシニカルなものも多く、セクシーに走りすぎて、ここで写真をアップできないほど。
まだ、ソフトな方を上げておくとしよう。。。
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そして、Sean Scully というアーティストの、Land sea。これは、私の好きなMark Rothkoに似た感じの抽象画。油絵よりパステルで描いた作品の方が、あたたかみがあって気に入った。
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今日は1日、アート三昧見て回って、疲れた~。アートって、作品を脳みそが受け入れて消化するのには、限度があって、ちょっと休憩しないと、いっぱいいっぱいになるんだよね。
今日は、頭の中が洪水状態で、しかも、めっちゃ歩き回ったから、くたくたです。水上バスにもよく乗ったから、地上に降りても、地面が揺れてる感覚があったりするし。

今日はゆっくり休みます。。。

10月9日金曜日。晴れ。

こないだのヨーロッパ旅行の時と同様、今回もシャンプーはあるけど、リンスインのタイプで、独立したコンディショナーは置いてない。
まあこれは、予想してたことなので、シャンプーとコンディショナーのセットは、持ってきたのを使うとして。

シャワーと脱衣所を仕切るガラス板が、縦半分しかなくて、壁や床がびしょびしょになるのも、想定内。何で、全面にガラスを張らないんだろう?スタイルを追求したいのか、ただ予算が足りないのか。。。

さて今日は、今回のベネチアでのメインイベント、ビエンナーレへ。
今回で56回めということは、112年前、つまり1903年に始まった歴史あるアートの祭典🎶

世界各国のパビリオンがあって、その国で選ばれたアーティストが、パビリオンひとつ、丸ごと展示に使うという大がかりなもの。

日本からは、ベルリン在住の塩田千春氏作、"The Key in the Hand(掌の鍵)"。「鍵は人と人をつなぎ、船は人と時間を運ぶ」とアーティストは言う。会場に縦横無尽に張りめぐらされた赤い糸、記憶の雨を受け止める2つの掌を船に見立て、周りに世界中から集めた無数の鍵がぶら下がる。鍵は、閉じ込めた記憶の象徴。

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大規模な展示にして、テーマはノスタルジックで繊細。
インスタレーションのスケールと緻密さに圧倒され、どれだけの時間と労力が費やされたのかと想像するだけで気が遠くなった。さすが日本人は、手先が器用だな。

日本館の裏は、韓国のパビリオン。
こちらは、近未来をイメージした、これまた大がかりなビデオ作品で、無機質な白い服を着た女性がむくっと起き上がって、コンピューターを操ったり、リングの形をした未来型トレッドミルで走ったりする映像。サムソンの全面協力(?)なのか、映像がすごくきれいで、その分、無機質な感じが際立って見えた。

こちらは、カナダ。
入り口は、いかにも北米にありそうな、ガソリンスタンドについてるコンビニを再現したもので、でも売ってるもののパッケージの印刷が、ピンボケになってたりする。
階段を上っていくと、たくさんのレールが張りめぐらされていて、コインを入れると、音を立てて流れていき、最後は、パチンコ台みたいなガラスケースの中に落ちていく。
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子供の遊びを、大人になってから、ホンキで一生懸命やったぜ!という種類のアートでしょうか。

続いては、ロシア。
建物の2階に上がったら、いきなりこれがあって、びっくり!

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しかも、突然、目が開いて、また度肝を抜かれた!
高さ4mほどの、巨大なガスマスク!
ロシアらしい作品です。

オーストラリアからは、パンのアート。
巨大エビ。
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パチンコ玉。
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こういう芸が細かいのも、私のツボかな。

ハンガリー。
外観もシャレてる。

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天井に透明のパイプが走っていて、風の動きかなんかで、中に入っているボールが、こっちの端からあっちの端に動いて、また帰ってくる。

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この下は、静電気が起きていて、通る人みんなの髪の毛が逆立っていて、それを見るのも面白い。

空気が入ると膨らんで、吸い出されるとしぼむクッション。エアベッドみたい。
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以上、私のアートのツボに入ったいくつかの展示をご紹介しました。

色んな国のアーティストが出しているだけあって、国民性も垣間見れておもしろい~。

明日も、アートを見て回ります。。。
10月7日水曜日/8日木曜日。晴れ。

またまたヨーロッパ。
今回は相方さんが、2年に一度やっているアートの祭典、ベネチア・ビエンナーレに行きたい!という理由で、イタリアへ、ショートトリップ!

水曜日の朝、6:15の便に乗り(本当は、10時過ぎの便だったのに、前日の時点で6時間遅れの通知が来たので、こんな早い時間の便になった)、現地時間昼3時前にNY到着。一旦、相方さんの家で休憩したあと、夜9時の便で出発し、ベネチア到着は、木曜日の正午前。ロスから、NYへ5時間。そして、NYからベネチアへ、直行便で約8時間。遠いなぁ~!

空港からは、水上タクシーでホテルへ。風が気持ちいい!

街へ近づくと、路地の間にも広がる運河を抜けていく。
洗濯物が干してあるのも、ベネチアなら、何故か絵になる!

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この運河の水が抜けて、普通の路地になったら、どうなるのかなとか考えてるうちに、30分弱でホテル到着。
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今回は、メインの島の対岸にある、Giudecca島(ジュデッカ)に泊まる。
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まずは、ランチで腹ごしらえ。

メカジキのカルパッチョ。
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これ見て、最近NYタイムスで見た記事を思い出した。

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北京で、頭に作り物の草を生やすのが流行ってるっていうもの。
これ、いいの!?セレブもやってるとか言ってるけど。70~80年代ぐらいのマンガに出てくる、キャラクターの頭の上にアンテナが生えた宇宙人みたいな感じ?何がかっこいいのか、理解できない。。。

そして、メインがこれ!

なめこの味噌汁をごはんにぶっかけた、猫まんま!
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ではなく、

きのこのリゾット。

ベネチアン風なのか、少し味が濃いめですが、おいしい♪

ランチのあとは、ホテルのシャトルボートに乗って、対岸へ。

ボートからの景色が素敵!
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ここが、観光客があふれるベネチアの中心地。
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4年前に、放浪した時に、主な観光はし終わったので、今回は、さらっと見るぐらい。濃ゆい旅行記はこちらでどうぞ。

ジュデッカ島のタバコ屋は、ランチ休憩で4時まで(!)閉まっていて買えなかった水上バスの券を、ここで購入。
そして、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ。
行きの水上タクシーで、偶然、相方さんが旧知の日本人アーティスト、杉本博司氏の展示があるという垂れ幕を発見したので、見にいくことにした。

Glass Tea House Mondrian
空と雲が水に映える、紺碧の底が広がるプールの向こうに、ガラス張りの茶室が見える。
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杉本氏が、この茶室を作る時に強く影響を受けた千利休と、その300年後に活躍するモンドリアンが、例えば、庭に石を置く配置とか、平らな壁に構図を書いたりとかいった、抽象的なアートの考えにおいて、とても似ていることに気づいて、この作品を、「聞鳥庵(モンドリアン)のガラスの茶室」と名付けたそう。確かにモンドリアンの幾何学的な構図と、千利休の作った大徳寺の茶室は似ているかも。。。

聞鳥庵は、「鳥の声が聞こえる質素な家」という意味の当て字だって。遊びゴコロあるよね~。

ちなみに、モンドリアンの代表的な作品のひとつ、ブロードウェイ・ブギウギは、NYのMoMAに展示されている。
http://www.moma.org/collection/works/78682

この島には、他のアートの作品も。
Together, by Jaume Plenza
人の顔が、ワイドスクリーンに映ると、横は半分、縦は2倍の長さになる。そんな歪んだ比率の人の顔を大理石で作ったのがこの作品。
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ワイヤーで作ったのも、ある。
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そして、こちら。
Imago Mundi
10x12センチのキャンバスを、世界中100ヶ国、2000人以上のアーティストに渡して、何のメディアでもいいから、自由にアートを創ってもらって、それを一堂に集めたもの。
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ウガンダやルワンダなどのアフリカの国々の作品は、素朴でプリミティブ(原始的)、スウェーデンは、ハイパーにクリエイティブ。

興味深かったのは、北朝鮮の作品。
この21世紀の時代においても、国家が情報統制しているだけあって、展示している作品は、まるで絵ハガキから写生したような、花や景色の絵ばかり。他の国々の作品がいろんなメディアを使ったり、コンテンポラリーなアートであるのと比べて、際立って見えた。上から抑制された中では、想像力もクリエイティブな力も抑え込まれてしまうということをひしひしと感じた。外からの刺激っていうのは、大事だね。。。

建物から出たら、この夕陽!
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これこそ、ベネチアの光と言われる美しい夕陽!

短い時間だけど、アートにどっぷり浸れる濃密な時間を堪能するぞ~!