8月13日土曜日。晴れ。とってもいいお天気🎶というか、暑いぐらい。でも湿気はないので、過ごしやすいけど。

今日は美術館&博物館を中心に、がっつり観光。あまりにも、盛りだくさんすぎるので、2回に分けて書きます。

まずは、ドイツ歴史博物館へ。
昔、世界史で勉強した、ルターの宗教改革のことから、現代のドイツに至るまで、詳しい説明がされている。

ルターさん。
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最初の展示で、ヨーロッパの国境のことに触れていて、紀元後になってから、平均すると50年に一回ぐらい、ヨーロッパのどこかしらの国境線が変わってる。島国の日本と違って、それぞれ陸続きだから、陣取り合戦も、どこで線引きするかで熾烈な争いが起こってきたんだなぁ〜。
まあ、現代でも一方的に国境に線を引こうとする国もいるし。。。

ドイツ歴史博物館の新館。I.M. ペイという有名な建築家がデザインしたらしい。
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それにしても、ここはドイツの歴史を詳しく説明しすぎて、読んで理解するのに時間がかかる!なので、あとでまた戻ってくることにする。

今日の目玉。ペルガモン美術館。
昨日は長蛇の列で、普通に並んだら、4時間ぐらい待たなきゃいけなかったけど、オンラインで、博物館島共通で使える一日券(前日までオンラインで買える)を買い、さらに、ホテルのフロントで時間指定の予約をしてもらい(ウェブサイトが全部ドイツ語)、やっと列を回避して、中に入れる。

ここは古代ギリシャ、ローマ、イスラム文化
イシュタール門。
タイルは、出土したものを含めて復元していて、門に続く道も再現してる。

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古代ローマの門。
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ローマやイスタンブールじゃなく、まさか、ドイツのベルリンで、古代ローマの遺跡に会えるとは思わなかったわ。。

くさび型文字がびっしり!

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メソポタミア文化で見られる一対のライオン。ウィキペディアによると、日本の神社にある「あ・うん」の狛犬も、もとを辿れば、古代インドのライオンから来てるんだって〜。意外!
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イスラムアートも美しい〜。
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博物館島の建物。
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一旦、ホテルに戻ってランチ。
ウナギとたまごのオープンサンド。
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日本では絶滅危惧種になってるウナギ。ドイツでは結構食べられてる(西洋ウナギだと思うけど)らしいので、食べれるところで食べておこうと思う。

ウナギのタレがついてないウナギを食べるの、初めてかも?

これが、香ばしくて、しつこくなくて、すごくおいしい!意外な発見だった!

今日は、まだまだ続くけど、一旦この辺で。。。



8月12日金曜日。曇り。

今日は、アートから始まる。

まずは、ノイエ ヴァッヘ。
ここは、戦争と暴力支配の犠牲者のために作られたもの。
この像、「ピエタ」のみの展示。

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ベルリンで一番有名な美術館、ペルガモン美術館へ行ってみる。

しかーし、列が長すぎて断念。。。推定待ち時間、4時間ほど!
オンラインでチケットを買って、ホテルのフロントで、時間指定の予約してもらって(ウェブサイトが全部ドイツ語で理解不能)、明日またトライしてみる。

旧博物館。
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大聖堂。
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そして、DDR博物館。

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旧東ドイツの生活ぶりを紹介した博物館。説明は英語とドイツ語のみで、引き出しを開けたり扉を引いたら説明書きがあって、スペースは少ないものの、情報量はたっぷりで、見るのに思いの外、時間がかかった。

社会主義の生活ぶりを知って、驚きの連続!

まず、赤ちゃんのためのデイケア。
社会主義だと、みんな平等であるべき=トイレトレーニングも、平等。つまり、最後の子の用が足し終わるまで、クラス全員、おまるに座ったままで待機!人の生理現象や成長過程まで、横並びってことはないでしょ!?
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盗聴器。
ジャズクラブに通う学生たちを、監視対象の要注意人物として、盗聴してた。映画、Life of others (邦題:善き人のためのソナタ)で、こんな機械を使って、主人公を屋根裏から監視してたよね。
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社会主義だけあって、給料も平等。
つまり、鉱夫も化学者もエンジニアも農家も給料ほとんど変わらず。これじゃ、やる気なくすわ。。。

服も、ある特定のファッションデザイナーによるデザインに限られた服しか売られず、しかも布地も限られて、こんな光景が見られたとか。

みんな同じ布地やんっ!
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その反動か、東ドイツの人はバケーションに行くと、ほとんどヌードになる!裸になれば、階級も関係ないし、自分を一番よく表現できるという、社会主義の中での、ささやかな抵抗の意味もあったみたい(単に水着用の布地が国内になくて手に入らなかったんじゃないの?と私は推測するけど)。
昔、パリに留学してた患者さんに、ドイツに行くんだ〜と言うと、「ドイツ人は、フランス人より、ヌードになるのが好きで、公園とか裸で歩いてるわよ。」と言ってたけど、ここで納得〜。さすがに、この21世紀で、街の真ん中で裸になってる人は見なかったけど。

気がついたら、もう3時近く。
ベルリン名物のカレーウィンナーをスパークリングウォーター(つまりビール)と共に、ささっとつまんで、次なるところへ。

相方の知り合いがいるギャラリーに立ち寄って、Frank Stellaのショーを見たあと、Auguststr. (アウグスト通り)へ。ここは、かわいいカフェや、雑貨や服屋が並んでてかわいいところ。

旧東ドイツの地域なので、建物が共産主義国っぽい。
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ここは、もともとユダヤ人女子学校だったところ。今では、おしゃれなレストランやギャラリーが入ってる。でも学校だったときの面影がばっちり残ってて、おもしろい。
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体育館だったところ?
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入り口
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その向かいが、KW institute of contemporary art (訳すと、KW現代アート協会ってとこかな)。 
2年に一度のベルリン・ビエンナーレが開催中だったけど、時間がなかったので、前のカフェまで行っただけ。

この巨大な作品、なかなかシュールでしょ。
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その後、周辺をぶらぶら。
Les Jolies Chosesというお店で、かわいいワンピースをゲット!店員で、フランス人のクレアさんが、とっても良心的でいい人だった!

その後、一旦ホテルに戻ってから、ディナーへ。

本日も、盛りだくさん!
お風呂に浸かってから、ゆっくり寝よう。。。
8月11日木曜日。晴れ時々曇り。
朝晩は10℃前後、日中は15〜20℃の予想で、湿気もなくて過ごしやすい(これも、8月のこの時期にベルリンに来ることにした理由のひとつ)。

朝7時半ごろ着陸して、ホテルに直行。シャワー浴びて、朝ごはん食べたら、出発!

まずは、チェックポイント・チャーリーと壁博物館へ。
冷戦時代、西と東ベルリンの間にあったベルリンの壁を、通過するための関所だったところ。

ベルリンの壁は、東ベルリン市民が西側へ逃亡しないため、つまり自国民を閉じ込めるために、作られた。

東側から西側を見たところ。
西側に入ってすぐのところに、資本主義の象徴とも言えるマクドがあるのが、皮肉っぽいでしょ。

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壁の一部
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西側から東側を見たところ。

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トム・ハンクス主演のブリッジ オブ スパイという映画は、冷戦時代にアメリカで捕まったソビエトのスパイと、ソビエト側で捕虜になったアメリカ人空軍兵と学生を、お互い相手側に交換して引き渡す交渉をする話。この映画の最後の方で、チェックポイント・チャーリーにソビエト側が現れるかどうかの緊迫した状況が出てくる。


壁は、一枚ではなくて、間に緩衝地帯があって、脱出しようとする人が壁を乗り越えても、足跡がつく砂地があったり、電気が走るバリケードが張り巡らされ、鎖でつながれた番犬がいて、監視塔からサーチライトで照らされて、マシンガンで撃たれる危険もあって、西側に逃げるのは、命がけだった。
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チェックポイントの横にある壁博物館には、人々がどうやって、西側に脱出したかという話が4ヶ国語で、写真も交えて壁一面にびっしり展示してあって、正直気後れした。

"脱出は発明の母である"という格言がぴったりくるように、スーツケースに入って隠れて検問所を抜けた人、車を改造して隠れたり、ゴム製ボートでバルト海から対岸を目指した人、深夜に熱気球を飛ばして西側に降り立った人、子供を買い物用の幌付きカート(おばあちゃんがスーパーに行くときに家から持っていくような、あのあずき色のやつ)に忍ばせて、地下鉄で西側に渡った人。。

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西側の人も、東側に閉じ込められた恋人や家族、友達を助けるために、共犯になるのを承知で、西側への脱出を手助けした。東側の人の中には密行業者にお金を渡してでも、自由と安全を求めて、危険を冒して西側へ向かう人もいた。

そのことを考えると、いまのドイツが難民の受け入れに積極的なのが、すごく了解できた。分断時代に、自分たちも、命がけで自由と安全を求めた記憶があるから。シリアやアフガンから、地中海を渡ってくる難民が、多くの危険を冒してでも求める、自由と安全が、どれだけかけがえのないものかを知っているから。ドイツでも、世論は難民受け入れ反対に傾きつつあるけど、それはこの東西の分断時代の苦しみを味わっていない人の意見で、自由の尊さを知っているベルリン市民は、比較的寛容じゃないかなと感じた。

チェックポイント・チャーリーをあとにして、次は、美術館へ。
いくらなんでも、立て続けに歴史モノに行くと、どよーんとするので。

Martin-Gropius Bau.
マーティン グロピウス 美術館。

今回は、NYでも見たことがある、南アフリカのアーティストWilliam Kentridge。このMore Sweetly Play The Danceってのが大好き!何枚ものパネルに、アフリカの人が行進する影絵を、音楽とともに投影するダイナミックな作品。ここで再会できてうれしかった!

他にも、巨大かつディティールまで鮮明な写真(特に美術館の観覧者の写真が有名)を撮るThomas Struthの作品も。

ちょっと小腹が減ったので、ミュージアムカフェで「クイックスナック(すぐ食べられるおやつ)」欄にあった、ウィンナーとジャガイモをオーダー。飲み物は、ドイツでスパークリングウォーターといえば!?(つまり、ビール)を飲んで、少し復活。

美術館の横にある、Topography of Terror へ。
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元は、ゲシュタポのヘッドクオーターだったところ。第一次大戦後、多額の賠償金を払わないといけなくなったドイツで、失業率も上がって、さらに世界恐慌が追撃ちをかけて、経済ががたがたのところにナチスが入り込んでくる。そして、ナチスの台頭から、多くの悲劇が生まれる。
その過程を、たくさんの写真パネルで説明してある。
ヒトラーは、まず共産主義者を排除し、同性愛者、障がい者、精神異常者、さらに、彼に反対する者、そして、ユダヤ人をどんどん排除していく。
途中、あれ、この過程、なんかに似てる?と思ったところに、この言葉を見て、あっ!と思った。
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The spirit of "National greatness"。アメリカ大統領選でのトランプ氏のスローガン、Make America great againに酷似してる!
ムスリムを排斥して、壁(これまたベルリンの壁とかぶる)を作って、メキシコ人も締め出し、白人万歳の国家を作ろうとしてるトランプは、ヒトラーと同じような道を辿る危険があるように見えてこわい。ここに来ると、ヒトラーとトランプの類似性が見えてくるから。ただアメリカ国民がトランプを選ばないという、賢い選択をしてほしいと祈るのみです。。。

この、多様性が排除されて、みんなが同じ方向を見て、同じ人を崇拝している写真を見ると、背筋が寒くなる。。。
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ドイツは、ナチスによる被害者と同時に、加害者も同時に、同じ国内にいたので、こうやって、戦争責任を問う議論も活発で、いろんなところに、加害と被害の両方を知るための記念館や記念碑がある。日本の場合は、国内では被害を受けたことに対する意識はあっても、日本が加害者の立場にあったのは、国の外、つまり、パールハーバー、朝鮮半島や中国やアジアの国々で、日本から被害を被った人の声が遠い分、加害者意識が少ないんだろうな。もちろん、日本の学校教育で加害者の部分を教えないのが、大きな理由だと思うけど。
もと同盟国だったドイツと日本の、いろんな違いを考えると、とても興味深い。

壁の東側。
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じっくり展示を見ているうちに、あっという間にディナーの時間!

一旦ホテルに戻って、レストランに行き、夕食を済ませて、夜はゆっくり休みます。。。
長い一日だった!