「てんかん専門医の不足というもんだい。」
もしよければ、
日本のてんかん医療をリードする
日本てんかん学会 認定専門医の名簿をみてください。
患者数が多いという割には、
圧倒的に専門医が少ない事、
確か兵庫県でも550万人の人口にたいしてこれです。
また、その専門医も各診療科にまたがっており、
小児科医・精神科医・神経内科医・脳外科医・・・
つまり患者にとっては何科にかかればいいかわからないという
境界が曖昧なのです。
我々のような専門職ではある程度、
認定専門医でなくても
どこどこの病院の先生が専門であるとは把握できていますが、
一般の方にはまず情報が届かず、その結果、
本来なら専門医にかかり適切な治療を受ければ、
発作をコントロールできる患者も
そこには辿り着かず難治化しているという現状があります。