てんかんは、人口比一応0.5%といわれてはいますが、
実際は、脳血管障害の後遺症や自覚症状のないものを含めれば
日本だけでも、70~80万人程度は推定される、
非常に患者数の多い病気です。
しかしその大半は、
抗てんかん薬の服用で発作はコントロールのできる、
比較的軽症のモノ、
20%程度の方がいわゆる
コントロール不可の難治性てんかんです。
この難治性てんかんの者は、
頻繁に重積発作(発作が止まらなくなり場合によっては生命にも関わる)を
おこす者も少なくなく、
実は私自身の息子もその一人です。
実際何度も重積発作をおこしましたが、
受け入れてくれる病院がありません。
まず、一般病院(公立も含めて)では不可。
だったら、一応てんかんは精神障害に分類されてますから
精神科病院はどうかというと、ここでもまず無理。
また、神経内科が常勤している病院もほとんどなく
私の息子も何軒も断られ、
結局脳外科病院に運ばれた事が多かったです。
基本、てんかんは脳外科では専門外の医師が多く、
一時的に重積発作を止める事はできても
その後の継続的なフォローが出来ません。
いわゆる緊急時に受け入れてくれる病院が
ほとんどないのが現状であり、
その事が原因で死亡に至るケースもあります
日ごろから、緊急時の受け入れ先のめどをたてておいたいい、問題です。