死闘でした。



感情を剥き出しにした井上尚弥。



左フックを爆裂させたネリ。



いまにして思えば、ネリがダウンを奪った後に動けなかった事がすべてだと思います。



動けなかった。そうなんでしょう。


それでも動くしか勝てないんですよね井上には。



しかし良かったんじゃないですか?



ボクシングで、誰かがダウンして、観ている人間の脈拍数が異常に速くなり過呼吸になるなんて、古今東西のボクサーでいったい何人居るんだ?



いまさっき測ったらまだ脈拍102でしたから。



このすっかりビックリ感情が磨耗した私をそこまでにさせたネリと井上は素直に凄いですよ。




それから東京ドーム。



客入りが心配されましたが、外野席を解放しなかったとはいえ、テレビに映し出された全体図は壮観でした。


やっぱり30数年間ずっとこれを待っていたんだな私は。


今日観に行った人は自慢出来るんじゃないですか?




「スリラー・イン・トーキヨー を観てきたんだ」!