今年の阪神タイガース、駄目です。
アレンパ(阪神・佐藤輝明が言った連覇の造語)はムリでしょう。
まだ開幕して2試合やん。何が分かるねん?
とお思いでしょうが、もう40年も観ていると分かるんです 笑
ここから建て直すのは名将岡田監督といえど容易ではないと思います。
なんというか、覇気が感じられないといいますか、
気が抜けているといいますか‥
何かが極端に悪いという訳ではないですが、
すべてがちょっとずつ悪い。こういうのはタチが悪いんです。
恐らく選手自身もこんなはずじゃなかった…
と感じている筈です。
ボクシングでも敗ける試合というのは長く観ていると試合が始まってすぐにある程度分かる様になります。
まず1ラウンドから後手後手に回っちゃうとほぼほぼ勝てません。
野球ではピッチャーが好投しているなか打線がチャンスを作りながら点を取れない。これは駄目です。
そのうち気持ちが切れてダウンを取られたり、ホームランを打たれたりする。
ボクシングでも野球でも不思議なもので、一度流れが相手側に渡ってしまうと立て直すのが大変難しくなります。
私なんかはシロウトなので初っぱなエンジン掛からないうちにダウンを取られても、フォアボール連発でランナー貯めてもまた気持ち切り換えて仕切り直せばいいのに‥
と思ってしまうのですが、現実ではなかなかそうはいきません。
ボクシングではラウンド毎、野球ではイニング毎のインターバルがあるのだから次のラウンドでは流れが変わりそうなものなのに、まるでずーっと闘い続けているかの如くダラダラ同じ展開が続く試合の多い事!
もちろん実力差が著しくあると話は別ですが、両者の力が拮抗している場合の流れやペースというのは本当に不思議ですよね。
一度どちらかに流れが行くと取り戻すのはまず難しい。
青息吐息で劣勢のなかダウンを取ると途端に力がみなぎってペースを奪い返すというのもそうですが、人間の心理というか、ミステリアスな部分が流れやペースと呼ばれるものには多分にある‥
と私は観る度に感じています。
それだからこそ試合終了まで諦めたら駄目!
野球はツーアウトからという言葉がありますしね。
力石の試合もそんな代表的な試合でしたし。
とはいえそんな試合はごくごく稀で、だからこそ大逆転劇としてファンに語り継がれてゆく歴史となるのだと思います。
流れやペースというのは本当に大変なモノなんだな‥
と力石を観たあとに今年の阪神を観てあらためて感じた次第です。
明日の3150FIGHTでもそんなペース争いに注目して観てみたいと思います🥊😊