いやあ~!


こんな面白いボクシング漫画は久しぶりに読みました!!

ひょっとしたらある意味ボクシング漫画の最高傑作かも知れません。



島本和彦著「仮面ボクサー」。



ある日、日本ボクシング界は謎の組織にコミッショナーが乗っ取られ、刺客として昆虫を模した覆面ボクサーがリングを席巻。

それを阻止する為に現れたなぞの仮面ボクサーが立ち向かう‥


というボクシングと仮面ライダーを足した様な物語で、シリアス3割、ギャグ7割といった感じですが

わざとらしい笑いではなく、主人公の動きや言葉で自然と笑いが込み上げてくるというスグレモノ。



そして肝心のボクシングシーンはスピーディーでド迫力👊💥❗

要所要所でジーンとくる感動も散りばめてあるという内容で、ボクシングファンなら思わず嬉しくなるシーンやキャラクターも登場します。



私は読み始めて30分ほどで一気に読破しました。

それくらい先が気になり、グイグイ引き込まれてなおかつサラッと読めました。



これは今後何度読み返しても面白いと思える作品だと思います。



この作品が発売されたのが1989年(平成元年)7月。

現実の日本ボクシング界は世界王者不在&挑戦失敗記録更新の真っ只中。


世界に目を向ければタイソンがカールウィリアムスと無敗最後の防衛戦やレナードVSハーンズの再戦「THE・WAR」で盛り上がっていた時期でした。



35年前の本なので既に新書は絶版かも知れませんが、もしメルカリや古本で目にする機会があれば当時ボクシングを観ていたファンに是非とも読んでみて欲しい一冊です。