マイク・タイソン。



私より上の年齢(特に50~70歳前後)の人間にとり、

海外のボクシングと言えばタイソン。



これは大袈裟でなくボクシングに興味の無いオッチャンオバチャンでも名前だけは知っているという、

おそらく最後の存在なのではないでしょうか。



それより上でもモハメド・アリ(義父はクレイと呼んでいました)がせいぜいで、それもいまや少なくなって来ています。



つまりいまの中年から初老の一般人にタイソンの名前は絶対で、いまでも私がボクシング好きだと知ると

「むかしタイソンが…」と話題を合わせてくれる人が少なくありません。



そんな代名詞とも言えるタイソンが来たる7月20日にユーチューバーのジェイク・ポールとエキシビションマッチを行う事が決まりました。



ロイ・ジョーンズJr.との時はレジェンド同士というある意味安心感というか、ま、こっぴどい事になってもジョーンズだからしゃあないな。

と自分に言い聞かせられましたが(実際そうはならず、あの時点であれ以上望めないという出来でした)、

今回は少し腕に覚えのあるボクサーでもあり、なんだかシャレの解らなそうなユーチューバー。



しかもジェイクは1997年生まれというから、

タイソンにセンチメンタルを感じる世代ではありません。

正直ジョーンズ戦からさらに4年の歳を重ねたタイソンが怪我したりボロボロにされるのでは‥

という心配をしております💦



いまはYouTubeが世の中の表現の中心になっていて、何者でも無い人がある日とんでもないセレブの仲間入りし、ある道のスペシャリストとして長い時間を掛けて時代を築いて来た者と超飛び級で肩を並べる事が可能になりました(もっとも薄っぺらい上っ面だけですが)。



タイソンはそんな飛び級なんて考えすらしなかった旧時代のスペシャリスト。

全盛期だった1980年代後半にいまのユーチューブ以上に時代を席巻したファミリーコンピュータで唯一ゲーム化したボクサーです。



ファミコンとユーチューブ。


時代のアイコン同士の闘いはどんな結末を迎えるのでしょうか…



観たいような。観たくないような…



でも、ファミコンのエレクトロニクスの強さを信じてみたいですね🕹️📺

高橋名人の16連射、ゲームは1日一時間ですから!笑



そしてそんな時代、ユーチューバーの様に誰でもなれないファミコンの主人公。

老若男女みんなが知っている強さの象徴だったアイアン・マイク・タイソンだから。


スーパースターなんですよ。本物の。