六島ジム所属の西田凌佑が5月4日、大阪でIBF世界バンタム級チャンピオン、エマヌエル・ロドリゲスへ挑戦する事が決定しました。


私はロドリゲス挑戦、西田は勝てると思っています。


正直ロドリゲスに対する私の評価は高くないので(むしろ何故ここまで高評価されているのか?と思っています)西田が距離を生かして普通に勝つだろうと予想します。



そして六島ジムと言えばやはり名城信男を思い出しますね。名城くらいまでは関西のジムからも世界チャンピオンがよく出ていました。


それがここ10数年、いつの間にか首都圏一極集中になり、いまや有力ボクサーもほとんどがそちらへと集まっている状況です。


宇治には城陽出身関大卒の寺地が君臨していますが、先日大阪で防衛戦をこなしたものの、村田井上のバーターイメージで我々関西人としてはあまり地元の選手感はありません。

これも時代の流れなんでしょうが、寺地が30年前に居たらきっと在阪地上波が付いていたと思います(私のイメージは毎日放送か関西テレビ)。



また西田は東京の帝拳でなく大阪の亀田プロデュースというのが大きいです。

報道によるところでは挑戦者として破格のファイトマネーも提示されているみたいで、これは他の中小ジムやボクサーにとっても大きな夢となります。


ちなみに奈良県香芝市出身との事ですが、

奈良県といえばかつてIBF日本の奈良池田ジムから生まれた初代IBF世界バンタム級チャンピオン新垣諭(出身は沖縄県)が君臨していました。


その新垣が礎を築いたIBFの赤いベルトに西田が挑戦…というのも大変ドラマチックです。

まさにボクシングの歴史を感じます。


西田が戴冠し、関西ボクシング界2020年代のニューリーダーとして時代の先陣を切ってくれる事を期待しましょう。