ワンダさんのブログで開催されていた『あなたが選ぶオールタイム映画音楽総選挙!』の投票結果が発表されました。
参加者117名、541作品の投票があったそうです。
凄いですね〜。
参加した皆さんのコメントを読むのも楽しかったです。
それでは前回に続き
銀の三角が選んだ映画音楽ベスト20から
セカンド5を紹介します。
悩んで悩んで何か指標のようなものがないかと考えたところ、そうだフィギュアスケートのプログラムには映画音楽がたくさん使われているじゃないか!
という事でセカンド5は大好きなフィギュアスケートから、特に好きな映画プロを選びました。
1 ロミオ+ジュリエット
レオナルド・ディカプリオ主演、現代版ロミオとジュリエット。
音楽担当はクレイブ・アームストロング。
羽生結弦選手2011―2012シーズンのフリープログラムに使用されました。
正確には『ロミオ+ジュリエット』と『ブランケット&マクレーン』の2作品からの曲構成になっています。
ロミジュリはチャイコフスキー、プロコフィエフ、ニーノ・ロータ版と名曲揃いですが、
当時17歳だった羽生選手のピュアな演技には、こちらアームストロング版がピッタリ。
瑞々しい羽生ロミオに胸がキュンとなる、フィギュアプロの秀作です。
総選挙ではボッチ投票だったようですね。笑
実は私も映画は観たことがあったものの曲を全く覚えておらず、羽生選手の演技を観て「こんなにいい曲が流ていたんか〜い」と映画を再鑑賞し名曲認定したというパターンです。
2 ロミオとジュリエット
ジュリエットを演じたオリビア・ハッセーさんの可憐な美しさが輝く正統派作品。
音楽担当は巨匠ニーノ・ロータです。
総選挙結果21位にランクインしました。
羽生結弦選手2013―2014シーズンのフリープロです。
ソチオリンピックでの演技を観た方も多いと思います。
19歳の羽生選手がロミオとジュリエットの二役をドラマチックに演じました。
曲の構成がロミジュリのストーリーにまとめられていたのも良かったです。
見どころはなんといっても演技後半のイナバウアーです。
羽生選手の苦しそうな表情から、かなり疲れてきているのが分かります。
フィニッシュまであと少し、がんばれ!と応援に力が入ったところに、曲の盛り上がりがきてイナバウアー!
ここで最後の力を引き出すんですねぇ。
何度観ても感動します。
3 道
高橋大輔選手2009―2010シーズンのフリープロです。
バンクーバーオリンピックの演技は、ここまでたどり着いた高橋大輔選手自身の険しかった道のりを想い胸をうたれました。
オリンピックシーズン前に選手生命を脅かすほどの大怪我を負ってしまった高橋選手。
不謹慎かもしれませんが、この怪我がなかったら『道』を演じきれなかったのではないかと思ってます。
4 ニュー・シネマ・パラダイス
総選挙結果は5位にランクイン。
フィギュアでもたくさんの選手がプログラムに使用する人気の映画音楽です、
直近では友野一希選手が2018―2019、2021―2022のショートプロに使用しました。
友野選手は腕の使い方が手旗信号みたいな動きをするため、当初はこの映画の柔らかく優しい雰囲気が出せず残念な結果に。
しかし3年後の再演では腕の動きは柔らかくなっているし、スケーティングは深みを増しているしと見事な演技を披露しました。
友野選手の成長を見ることができたプロでもあります。
5 エデンの東
総選挙結果25位にランクインしました。
町田樹さん2013―2014シーズンのショートプロです。
音源はアメリカのドラマ版を使用。
町田選手がソチオリンピック代表入りをかけ選んだ曲です。
代表選考会だった全日本選手権のノーミスの演技も素晴らしかったのですが、それ以上に心に響いたのが世界選手権での演技でした。
自分の道は自分で切り開く
魂の込もった演技は忘れられないものとなりました。
続く銀の三角が選んだサード10はボチボチ紹介していきたいと思います。
ワンダさん楽しい企画をありがとうございました。