↑ハイライトはこちら。カープの安打が2では見ても辛いだけかも知れないが。

 

カープは歯を8本損傷したという二俣選手が、顔を覆うマスクをして強行出場をするなどしたが、右投手相手でもスタメンをほぼ弄らずに挑んだ。

 

試合は2回まで何もなかったが、3回表に石原捕手が引っ張りツーベース。

早打ちをするなら引っ張るべきであるが、それが出来た選手、打席はトータルでみたらほぼなかった。

 

玉村投手も上手く打ち返したがライナーになると、二俣選手も打ち取られ無得点。

 

3回裏に小川投手にツーベースを打たれたが無失点と、投手戦になったかに思われた。

 

だが4回裏に打率0割台と苦しむ長岡選手にヒットを打たれてから玉村投手が暗転。

そこから連打を浴びて2失点と、2点打線のカープには重たい失点となった。

 

5回表にファビアン選手のポテンヒットが出たが、カープの出塁、安打はこれで終わり。

 

7回表は9球、8回表は5球、9回表は8球で3アウトと、見ているファンを馬鹿にしているのか?と強く非難したくなる内容の攻撃であり、アプローチは間違っていないとした小窪コーチのベンチレポートには、益々呆れてしまっただけだった。

 

打てないなりにスタメンを代えるとか、工夫をしてもダメなら仕方ないが、捕手を代える以外に変化はほぼないスタメン。

菊池選手は1割にも満たない打率だが、本当に控えの山足選手を1回も試さないで良いのか?という話であるし、3点差の9回2アウトランナーなしで矢野選手に代打田村選手という起用も、矢野選手は我慢して育てるべきなのでは?と思う。

 

我慢すべき若手には代打、代えるべき30代はそのまま使い続ける。

首脳陣がやっているのは真逆である。

 

鈴木投手が6回から投げ7回に失点したが、アンダースローはタイミングを代える起用であり、基本はワンポイントか1イニングだと思っている。

だが初登板でいきなり跨ぎはあまりにも酷な起用だった。

 

8回の岡本投手が新人で2試合目も無失点と、戦力として数少ない成功を見せているが、彼以外は3年目までの選手は1軍に残れていない。

新井監督のドラフトが上手くいっていない証明になってしまっている。

 

この日の敗戦で単独最下位に転落したが、浮上のキッカケもなく、新井監督の途中休養があるのかが注目点になってしまっている。

首脳陣全体で若返りを貫くならば、菊池選手や堂林選手は左投手限定スタメンにすべきと思うし、ベテランに賭けるならば田中選手や松山選手を上に上げるしかないだろう。

 

結局、どっち付かずの中途半端な判断をしているから、早くも2試合目の完封負けとなっているのである。

小川投手に100球かからず2時間10分あまりで完封されてしまう打線。

早打ちするなら打球を引っ張れと言いたいし、内野フライを打ち上げるだけなら早打ちする意味がない。

 

スコアラーの調べたアプローチが根本から間違っていると思う。

 

怪我人が多いというのは同情は出来るが、それと得点圏で打てない事は別な問題であるし、この編成をして人的補償を取らない判断をした鈴木本部長。

この順位、チーム状態で終わるようであれば、新井監督ではなくまず鈴木本部長が責任を取るべきだろう。

だがオーナーが鈴木本部長を切らないならば、新井監督が今季限りで解任になるのではなかろうか?


采配に成長が見られないのは致命傷であると思うし、これ以上借金が増えると、坂倉捕手が戻ってもどうにもならなくなる。

 

フロントとの方向性が真逆であるし、新井監督は早くも続投に向けては正念場に追い込まれたと言って良いだろう。