22日の試合は私が誕生日という事もあり、現地観戦という予定を考えていたが熱が37度もあり、さすがにこの体調で行くのは適さないと観戦を諦めた。

体調不良であったが、同じタイミングでカープのハーン投手も体調不良で感染症特例という事で登録抹消になっていた。

 

貴重な中継ぎ左腕を失った事で苦しい展開も予想される中、スタメンファースト2番に田中選手が入った状態で迎えた試合は、初回に野間選手と小園選手の連打で13塁を2アウトから作るが無得点に終わった。

 

その後は3裏までは投手戦という内容であったが、4回表。

前の打席でヒットの野間選手が四球で出ると、小園選手は進塁打を打てずに終わったが、末包選手が初球を引っ張ってホームラン。

有利なカウントの時は引っ張るべきと昨日私も締めで書いたが、まさに引っ張ると打てるという事を示したように思えた。

 

そんな2点を先制した直後の4回裏、田中選手の打球をスライディングキャッチで捕球した末包選手であったが、何と足を痛めてそのまま交代となったのである。

それがあってか高橋選手には10球以上粘られて四球となると、細川選手も追い込みながら死球で大ピンチとなった。

だが中田選手をインフィールドフライで打ち取ると、ディカーソン選手も打ち取り無失点で切り抜けた。

今日の大瀬良投手のピンチらしいピンチはその回だけであり、7回まで無失点で投げ抜いたのである。

 

カープは追加点が欲しい状況であったが6回表に橋本投手へスイッチとなった時の攻めは失敗だったように思う。

先頭の田中選手がヒットで出て、野間選手が四球で0アウト12塁を作り上げたが、小園選手に出したサインはバントであった。

得点圏打率が高い選手にバントはどうだったのかと思うが3塁封殺の後は、上本選手と菊池選手が連続三振。

小園選手が得点圏打率が3割5分台、上本選手は得点圏打率は2割8分台、菊池選手は1割3分台と考えると徐々に得点圏打率が落ちていく打順であった。

2塁は得点圏であり、小園選手にはバントではなく打たせていくべきであろうと思ったのは、後ろの選手の得点圏打率があまりにも心許なかったからである。

 

7回表は1アウト1塁から大瀬良投手にバントをさせて得点圏というのは攻め方として正しいと思うが、6回表は失敗したと見ている。

 

試合は8回にお互いに継投であったが、齋藤投手と島内投手がランナーを出さずに最終回に進んだ。

 

9回表。

勝野投手から1アウト後に菊池選手が引っ張ってツーベースを打った。

ランナー2塁から、今日は7番になっていた矢野選手も初球を弾き返してタイムリーで追加点で3-0となった。

 

最終回は栗林投手で3点リードなら楽に行けると誰もが思ったが、今日の栗林投手は明かに体が重いように見えた。

マツダの厳しいスピードガンで150キロを超える投手のストレートが、147キロまでしか出ていなかったのである。

高橋選手を三振の後、細川選手、中田選手とフルカウントから連続四球で12塁と1本のホームランで同点という状況になってしまったのである。

 

ディカーソン選手も追い込んだが、引っ張った打球は抜けそうであったが田中選手が飛び込んで止めて2塁に送球でアウト。

1塁は間に合わない状況であったが、何と矢野選手が送球してそれが逸れてカメラマン席に飛び込んでランナーは1進塁でホームインとなり3-1。

さらに2塁にランナーを背負う形になってしまった。

宇佐見捕手に打たれればという状況となったが、ここでもフルカウントと本当に苦しみ抜いたが、最後は高めに浮いたストレートで空振り。

1イニングで30球もかかったが、最後は150キロと全力で腕を振り抜いて凌ぎ切った。

栗林投手も状態が悪いという事を分かっていたのであろう。

最後はこの状態でも引っ張ってくれた會澤捕手に感謝をしている姿が印象的であった。

 

 

対中日戦は得点さえ取れれば全勝という状況であり、積極的に振るならば引っ張るかセンター方向までという姿勢でいると、好結果につながるというのは今日で肌で選手も感じた事であろう。

大瀬良投手はついに防御率は0.90をも切ったという事で、最優秀防御率のタイトルに向けて6月も乗り越えそうな勢いであるが、栗林投手も失策があった事で自責点は0。

防御率がさらに良化して0.32まで到達した。

もし今年リーグ優勝という事になれば。リーグMVPはこの二人のどちらかになるのではないかという位に数字を残している。

 

投手陣が頑張っているが、夏場は打が重要になってくる。

勝負は8月と新井監督は言っているが、8月までに打順を固めるべく色々と模索しているが、3番の野間選手からの中軸は現状は固定だろう。

2番に矢野選手が入ると率が落ちて行っているのを見ると、今年は下位打線が妥当だろう。

となると2番に置ける選手は菊池選手という事になるがどうなのだろうか?

 

明日は玉村投手が先発であるが、相手の松葉投手にもカープは苦戦気味であるのがここ数年の結果であるように感じている。

何とか点を奪って逃げ切る形に持ち込みたいですね。