カードを勝ち越して5割で遠征に行くか、交流戦首位の楽天が最終カードであるが借金2で遠征かというのは、雲泥の差であるがロッテには2018年からカード勝ち越しがないという事実があり、対戦経験もデータも豊富なメルセデス投手相手に勝てるかどうかがポイントであった。

 

スタメンでは石原捕手が6番に入り、4番は完全に末包選手で固定。

そして林選手と中村健選手が抹消で昇格した佐藤選手が8番ファーストでスタメンという面白いスタメンであった。

 

雨で開始時間が遅れてスタートしたが、アドゥワ投手は3イニングパーフェクト投球で立ち上がった。

打線は初回に秋山選手がヒットで野間選手が送るという雨を意識した采配が見られたが、菊池選手が進塁打、末包選手四球とチャンスは続いたが小園選手が打ちとられ無得点で終わると、2回も1アウトから矢野選手がヒット、そして佐藤選手の打球をメルセデス投手がセカンドに悪送球でオールセーフ。

アドゥワ投手が送って23塁とチャンスを作るが、秋山選手が打ちとられ無得点。

3回も2打席連続で末包選手が四球を選んだが無得点。

 

ランナーを出しながら無得点が続くと自ずと相手に流れが行く物で、友杉選手がヒットで先頭を許した。

だがバッテリーが今日は落ち着いており、2番に入っていたポランコ選手を三振。

髙部選手をレフトフライ、ソト選手の時に盗塁を許したがサードゴロと抑えた。

4回裏も矢野選手が2打席連続ヒットも盗塁死で3人で終わる。

 

5回は角中選手がツーベースと0アウトで得点圏のピンチを招いたが、前日散々やられた佐藤捕手をライトフライに抑えて1アウト3塁。

安田選手の時はやや前進守備で1点もやらないという守備にするが三振で抑えると、小川選手は歩かせてメルセデス投手勝負。

走られて23塁となるが打ち取って耐えた。

 

5回裏は1アウトから秋山選手の内野安打と野間選手のヒットで13塁という状況を作ると、初球外された後の2球目を菊池選手がスクイズで1点を先制した。

 

6回は2アウトから小園選手が弾いて失策も抑えてアドゥワ投手は6回無失点と役割を果たした。

6回裏はチャンスを逃して迎えた7回表。

塹江投手を使うが左の角中選手に内野安打を打たれたが、佐藤捕手のバントを阻止してセカンドでアウト。

だがここで代えた矢崎投手がストライクが入らず連続四球で満塁とすると、代打の岡選手に犠牲フライを打たれて同点に追いつかれてしまった。

7回裏は2アウトからランナーを2人出すが末包選手が打ち取られた。

 

8回表。

島内投手がポランコ選手を歩かせると、代走が送られバントで1アウト2塁。

その後は進塁打と四球でピンチを拡大するが、何とか佐藤捕手を打ち取り無失点で耐えた。

 

8回裏。

1アウトから石原捕手がヒットで出ると矢野選手がバントでオールセーフ。

そして代走大盛選手を送る。

代打は松山選手であったが、打球はセンターが飛び込んだが捕れず6月初ヒットとなるタイムリーで1点を勝ち越した。

なお23塁で田中選手がファールフライであったが、秋山選手が綺麗にセンターの前進守備の前に落として2点タイムリー。

4-1として最終回は栗林投手が登板。

2つの三振を奪うと、最後は岡選手を打ち取り試合終了。

ランナーを出しながらメルセデス投手に粘られたが、最後は中継ぎ陣を攻略して勝利をした。

この日はセリーグが好調で、巨人以外の球団が勝利という結果であったので勝つ事が大きい日であった。

 

来週は最後が交流戦優勝を争う楽天戦というのは多くの観客も呼び込みそうで、ビジターがより厳しい環境というのが想定されるだけに、5割という最低ラインに載せれたのは良かった。

西武、楽天にも2勝1敗ずつであれば、何と交流戦で貯金というカープとは思えない数字を残せる事になる。

 

林選手が2軍で坂倉捕手が1軍という点は多くのカープファンも疑問に思っているだろうが、交流戦での監督の手腕を見ると信じるしかない。

来週にもレイノルズ選手が実戦復帰するそうであるが、正直助っ人のポジションも今のカープにはないというのが現実である。

2軍でどのような使い方をするのか、どのポジションで使うのかも含めて注視したいポイントですね。

 

 

◆お知らせ

6月11日は私が1日遠出をしているので、当日に行われる西武対カープの交流戦の試合を見る事が出来ません(帰宅は日付が代わっている)。

よって毎年数日だけある「試合感想を書かないお休みの日」となります。

次回更新は6月12日のカードからとなります。