今日の試合はミスを得点に繋げれたカープと、繋げれなかった巨人という構図がハッキリとした試合であった。

 

カープの先発は大瀬良投手であったが、毎年5月以降は大きく失速している投手であるが巨人戦だけは昨年も防御率2点台前半と相性が良いという点もあり、今日も制球が非常に良かった。

 

秋山選手がヒットで出た1回裏、暴投というミスが出て進塁すると野間選手が進塁打。

菊池選手が三振とこちらもミスと言えなくもないが、直後にしっかりと小園選手がタイムリーで先制。

最近のチームは小園選手が得点圏で打つという形しか得点パターンがないだけに、大きな先制であった。

 

その後は動きがないまま3回裏。

先頭の秋山選手がエラーで出て2アウトまで何も出来なかったが、小園選手がヒットで13塁とすると、末包選手が死球で満塁となった。

打者は林選手であったが、ファーストストライクをフルスイングは出来ているのであるが、3球目の外の構えが真ん中にホームランボールが来たが打ち損じた事で勝負ありであった。

三振で追加点が取れなかった。

 

そして4回裏からはミス合戦に突入する。

矢野選手のツーベースの後、2塁は得点圏であると思うのだが、バントのサインを出すベンチ。

そしてそれに対して死球をぶつけてしまう戸郷投手。

と互いにミス合戦が始まると、大瀬良投手のバントは上手かったが2塁で會澤捕手がアウト。

リクエストを見ると映像が鮮明ではなく判定は変わらず。

カメラの性能という部分でもミスが出たと言えるだろう。

 

そして秋山選手は注文通りの併殺コースの打球であったが、巨人サイドが少し併殺送球が送れた面もあり、さらに送球も逸れて併殺は回避した事で2点目がカープに入った。

 

だがミス合戦でここで終わらない。

5回表は追い込んでから門脇選手を歩かせるというミスをすると、戸郷投手のバントは適切に処理すればセカンドはアウト確実も大瀬良投手が悪送球で12塁。

丸選手が捕手へのゴロで3塁封殺してから、佐々木選手も打ち取り、そして吉川選手もショートゴロに打ち取ったかに見えたが矢野選手がイレギュラーバウンドでこぼすと、慌ててベースタッチに飛び込むがボールは掴めておらずセーフで満塁のピンチとなった。

お互いがミス連発という流れであったが、カープの勝因はここで岡本選手を打ち取った事であろう。

調子の良い前回対戦と比較しても岡本選手が状態が悪くなっているんだなと率直に思いました。

 

その後も6回表も0アウト12塁のピンチとなるが、小林捕手のバントを失敗させて凌ぐと、7回からは継投に入った。

 

塹江投手はフルカウントが多い投手であるが、短いカウントの時は打たれるという印象もあり、丸選手に打たれオコエ選手にはフルカウントになった。

大ピンチという状況であったが、打球はセカンド併殺コースで併殺。

さあ吉川選手を抑えればという場面で抑えられずに塹江投手は交代。

その後の矢崎投手が岡本選手をファールフライに打ち取って、何とか無失点で切り抜けた。

 

2番手の平内投手相手には2イニング無安打に抑え込まれたが、島内投手が8回に3人で抑えて今日初めてカープも3人で抑えるイニングを作る。

8回裏は1アウトから末包選手が出るが、代走羽月選手に2ストライクから明らかに外している捕手の構えでも走らせてアウト。

あまりのプレーに野村氏、山本氏のカープ監督経験者の解説陣も絶句であった。

その後に林選手も捕手が捕れないような球をスイングして空振り三振となるが、振り逃げが成功してランナーに残るが矢野選手が打ちとられた。

 

そんなミスが続いた試合模様であったが、WHIPは中日のマルティネス投手(0.52)よりも優れている栗林投手(0.38)には関係はなかった。

2つの三振を奪い3人で抑えてセーブを挙げて、これで通算96セーブ。

あと4試合連続でセーブを挙げれば、日本人最速100セーブの新記録を作れるが、1回でもセーブが付かないで終わった場合は、新記録の可能性は完全に消滅となる。

そういうプレッシャーもあると思うが、それでもしっかりと抑えれる時点で信頼度は段違いである。

 

明日は未勝利の九里投手と言う点で、カープの攻撃陣にもプレッシャーはかかると思うが、石原捕手を起用するかも含めて見所であると思う。

巨人には最初の東京ドームでやられている以上は、きちんとここは3つ取るという気持ちでやらないといけない。

 

ミスが今日はお互いに多かった試合であるが、最後の最後で粘り切れた大瀬良投手に軍配が上がったという事になるが、日曜日のマツダスタジアムは未だに得点を奪えていないので、何とか明日は取っておきたい。

貯金1より上に今年は行けていないという意味でも、何とか勝ちを拾いたい所ですね。