私が将来の4番と記してから3年ほど経過したが、林選手が今季初昇格で即スタメンで期待したのであるが、結果は守備では好プレーを見せたが打撃では恵まれた体、どっしりと師匠の筒香選手を思い起こさせるフォームから、当てに行くだけのバッティングという姿に、「ああ、今年もダメみたいですね」と溜め息を漏らしてしまった。

甘いストレートを見逃し、落ちる球に空振り、追い込まれると最後は当てに行く。

これでは中々チャンスは貰えないぞと、ダメでも良いから最後まで3球しっかりと振り切れと本当に伝えたいですね。

 

と林選手への思いは冒頭に書きましたが、先発がエースの活躍をしている床田投手であり、4回終了時では37球という球数を見れば3点あれば完投も狙えるなと思って見ていましたが、打線が拙攻に次ぐ拙攻を繰り返してしまった。

 

3回表に坂倉捕手が久しぶりに長打のツーベースを打ったが、床田投手が1球でアウトでも進塁打にはなったが、秋山選手の時にゴロゴーをやって初球打ちでホームアウト。

 

4回表も菊池選手の打球を丸山選手がミスして3塁に進むと、小園選手の打球がレフト前に落ちてこちらも3塁に進む先制劇を見せるが、末包選手、林選手が凡退。

 

5回表も0アウト2塁と矢野選手のツーベースでチャンスを作るが、坂倉捕手、床田投手、秋山選手が抑えられ無得点。

 

6回表は3連打で1点を追加して2-0として、なお0アウト12塁で末包選手にバントをさせてこれが内野安打で満塁となった。

先発の小澤投手が下がり、左腕の長谷川投手になった所で林選手へ代打を送った。

右の中村健選手であったが、私がここが今日の1つのミスであったように思った。

左対左であっても犠牲フライ1本で3-0にすればほぼ勝利が決まるという状況を考えると、切り札の松山選手を切るべき場面であると見ましたが結果は空振り三振。

矢野選手もファーストへのゴロでベースを踏まれると、ホーム送球でタッチアウトで併殺で無得点。

この時は3回表にしていたゴロゴーはやっておらず、首脳陣の判断ミスが痛いように思えた。

 

そういうミスがあると相手に流れが傾く。

床田投手が長岡選手にヒットを浴びると、村上選手に四球。

サンタナ選手には進塁打のフライであったが、オスナ選手にも四球で満塁と大ピンチとなった。

そして打者の西川選手には完璧に捉えられ、ああ3失点ゾーンに飛んだと思ったが秋山選手が飛び込んでキャッチ。

何とか無失点で凌いだが、7回裏に武岡選手に被弾で1点差に迫られてしまった。

 

追加点が取れずに追い込まれて来たカープであったが、8回の島内投手がフルカウントから村上選手に対してど真ん中にストレートを投げ込んでサードへの力ないフライに抑えた。

これが今日の勝因であったと思う。

解説の野村氏(元横浜投手)も「フルカウントから坂倉捕手もど真ん中に構えましたからね。力対力で抑え込みました」とすごい配球であったとしたが、ここでど真ん中で抑えられるストレートなら、両助っ人にも通用するだろうという判断が出来た。

 

サンタナ選手もストレートに振り遅れチェンジアップを振らせると、オスナ選手はストレートで追い込んで高めのストレートに空振り三振。

相手の中軸を抑え込むと、最終回の栗林投手も中村捕手にフルカウントからストライクからボールになるフォークで空振り三振を奪った事で、ほぼ勝ちを決めた。

最後はホームランを打っていた武岡選手を力で抑えて逃げ切った。

 

打線は10安打を放ったが、選んだ四球は0であり拙攻も目立ってしまった。

それでも守備で3つほどファインプレーがあり、カープの守備力の高さで守り勝った試合であった。

明日は森下投手が投げる。

連勝して首位の巨人を迎える体制を整えたい所である。

打線が3点取れば勝てる。そういう気持ちで頑張って貰いたいですね。