昨年は左打者に被打率が高かったと解説の森氏(元中日監督)も言っていたが、カープは若手を中心とした右打者の勢いに賭けた。

そして石原捕手を今季初スタメンに据えて挑んだ試合は、序盤は投手戦という形であったが、石原捕手の特大飛球があと一伸び足りずにツーベース止まりの後に、アドゥワ投手がバントを失敗した。

 

そういうミスがあると、その次が恐いという所で村松選手に内野安打で初ヒットを許すと、カープ戦は良く打つカリステ選手にまたしても被弾してしまって先制点を献上。

何を調べているのかと思ってしまうが、その後も細川選手にヒットを打たれ、2アウト後に山本選手にも続かれ、これ以上の失点は30イニング連続マツダ中日戦無得点というカープの現状では絶望的な状況となってしまうが、何とか木下捕手をライトへのフライで打ち取り2失点で耐えた。

 

松葉投手にはヒットを打っているが攻略出来ないカープであったが、1アウト後の菊池選手の打球はサードのイージーのゴロに見えたが、三塁手の石川選手が全く反応できずにヒットになった。

達川解説も森解説も捕らなければならない打球と解説をするミスであったが、小園選手も打ち取られ2アウトとなった時はいつものパターンに思えた。

だが5番の末包選手の打球が松葉投手の肘に当たる強襲ヒットが出て以降、松葉投手は大丈夫とアピールしていたが、明らかに球威、制球が落ちていた。

そこを逃さずに打率1割であった中村健選手がヒットで1点を返すと、矢野選手も続いて同点と点を失ってすぐに追いついて、鬼門中日戦のマツダスタジアムの得点という壁を超えた。

 

5回裏には秋山選手のヒットの後に、二俣選手にバントをさせた。

2アウトでも得点圏という攻撃は、菊池選手が四球、小園選手が引っ張ってタイムリーという形で実って勝ち越した。

 

6回裏には矢野選手、石原捕手の連打から、宇草選手を準備させていたがアドゥワ投手に代打松山選手を選択。

それが上手く行ってタイムリーで4-2とした。

 

ただここで松山選手に代走を送らなかった点は少々気になった。

送っていた場合、カリステ選手のファインプレーの送球があっても2塁はセーフだった可能性が高く、そこは首脳陣も反省が必要であろう。

 

7回からは勝ちパターン投入で矢崎投手は1四球も無失点、島内投手は三者連続三振と完全に中日の勢いを止めると、8回に矢野選手がツーベース、石原捕手が送って代打田中選手がタイムリーでチームが盛り上がると、秋山選手が繋いで相手は投手交代で根尾投手が初登板。

 

二俣選手に代打宇草選手起用で歩かされ満塁となると、菊池選手が三振したが小園選手も四球で押し出しで追加点を得た。

この追加点で点差が4となり、栗林投手が登板した瞬間に日本人最速100セーブの日本新記録の可能性が完全消滅する事で話題になったが、登板は中﨑投手であった。

 

そして2アウトからホームランを献上して、締まらない終わり方になってしまったが逃げ切り貯金生活に戻った。

 

石原捕手のスタメンがある程度機能した事で、勝てていない九里投手にも気分転換も兼ねて石原捕手と言う手を使ってみてはどうかと思ったが、フルスイングする姿は末包選手にもあり、チームが少しずつ上向いている勢いを感じた。

明日は柳投手という事で、相性が良い堂林選手をファーストスタメンという可能性はあると思うが、ここで打てないと登録抹消という言葉も現実的になるだろう。

週刊ベースボールにまで神宮で走らなかったという部分を指摘され、ここ最近の連続無安打も重なり完全に追い込まれた選手会長が、得意の柳投手相手で復活出来るのか?

それともスタメンチャンスを与えずに抹消するのか?

その点も注目したいポイントですね。