今日のスタメンを見て、「得点が入るだろう」と本気で思ったカープファンは果たして何人いただろうか?

少なくとも多くのカープファンは、このスタメンを見て理解に苦しむという結論を持ったと思う。

 

前日2安打の菊池選手を外して、4番からは1割台の坂倉捕手、田中選手、田村選手、そして初スタメンの羽月選手と4人も2割に到達していない選手を起用している。

今の田村選手を6番で使う、田中選手を5番で使う、普通の首脳陣であればまず選ばない選択であるが、結果的に初回のチャンスで坂倉捕手が三振、田中選手は意地を見せてヒットを打ったが田村選手が打ち取られると、2回以降は6回まで一人のランナーも出ない。

 

そして3回までパーフェクト投球だった九里投手も4回にヒットを打たれると佐野選手にホームラン、それ以降は打たれる展開が続き、6回には牧選手にもホームランを献上。

0-4とこの時点で試合を決められた。

どちらの本拠地なんだという攻撃を見せられると、7回にはケムナ投手も先頭四球からまたも佐野選手にタイムリーで失点。

7回裏に坂倉捕手と田中選手で0アウト12塁を作って少し意地を見せるが、田村選手は進塁打も打てずに終わり、羽月選手の進塁打から代打松山選手を起用するが、センターフライで無得点。

9回に山﨑投手が出て来るが、いくら得意の相手だと言っても5点負けの状態では反撃ムードにもならない。

簡単に9球で打ち取られてマツダでDeNAに負け越すというだけでなく、21世紀ワーストであった昨年のこどもの日の0-5と同じスコアで2年連続こどもの日ワーストゲームを記録。

今年はホームのマツダでの試合が15試合行われているが、約半数に当たる7試合で攻撃陣が完封されている。これではファンも球場に足を運ぼうとはならない。

週末以外では空席が目立つのもこれが理由であろう。

 

チーム全体で危機感を持つ必要があると思うが、2軍で上げれそうな選手が打率4割をキープする育成の佐藤選手しかいないというのも、ドラフトを決めた編成、スカウトの見る目に問題があるというしかないだろう。

シャイナー選手が2軍でようやく打率を1割に乗せたが、詰まってのヒットの後に早々に4回で交代してしまう。

これで日本球界に慣れるという現実が早まると思っているのかとも思うし、1割台で1軍という話になったらそこはおかしいと思う。

 

末包選手もフル出場で打率2割ラインで反復横跳びを続けているし、林選手も2割5分ラインで反復横跳び。

他の若手もほぼ2割5分にすら到達出来ず、唯一頑張っているのが中村奨選手という状態では、厳しいという言葉を述べるしかない。

田中選手や田村選手は本来であれば2軍再調整レベルであるのだが、2軍の選手が2軍で2割5分すら到達できない選手だらけではお話にならないと思う。

 

スカウトもこの2年間何を見てスカウトしたのか?

スカウト統括部長である苑田氏には、引き際を考えて頂きたいという言葉を伝えたい。

投手ばかりを獲得しているが、その投手も後一人でも即戦力が即戦力になっているだけでも、新井監督はチームを貯金生活に出来ていると思う。

 

大卒新人が2年ドラフトがあって、今1軍に入れているのが野手の久保選手だけというのは笑うしかないだろう。

二桁人数獲得選手がいて一人だけという事実は、見る目がないという事に他ならない事実ではなかろうか?。

 

明日が全く勝てない阪神大竹投手が相手であるという事は分かっていた以上、なぜ今日を菊池選手を休ませるという判断にしたのかは大きな疑問である。

休ませるなら勝ち目がほぼない明日ではなかったのだろうか?

こういうスタメンを組むのであれば、ファーストを坂倉捕手にして6番に石原捕手を入れて見て欲しかったですし、オール左スタメンを何度か組んでいるが結果に繋がった事はないと言って良いだろう。

相手の大貫投手は右左の被打率に差はなかったですし、何の根拠でそういう打線にしたのか?

最新のパワプロで対左が悪い設定に大貫投手がなっているからだという意見を見ましたが、本当にそういう理由だったのだろうか?

スコアラーは何を調べたんでしょうか?という話になりますし、今の状態を考えたスタメンでないと試合にならないだろう。

 

こんな試合を現地で見せられたファンも気の毒でしかない。

日曜日のマツダスタジアムでは通算でもまだ1点も取れていないのである。

ファンの声援が力になるというのであれば、結果で見せないといけない。

 

地元で約半分の試合で0点で試合終了しているという事実を、首脳陣も重く受け止めて欲しい。

甲子園で大竹投手では勝ち目はほぼないと思いますが、少しは見れる試合をしてもらいたい。