私の都合で日中の時間帯の試合の日は、夜遅くに試合の見逃し再生を見るので感想を書く時間帯は翌日の明け方4時前後になりますので、予めご了承ください。
日中は忙しいので。
さて森下投手の復帰登板の日であったが、150キロを初回から計測するなどぶっつけ本番に近いスタートであったと思うが、會澤捕手と久しぶりに組んだが良いスタートを切った。
そんな中で先にチャンスを作ったのはカープであった。
2アウトから田村選手がヒットを打つと、矢野選手が四球を選んでチャンス拡大。
そして會澤捕手のヒットで田村選手がホームインかと思いきやバックホームでタッチアウト。
丸選手がライトであったなら、おそらくセーフになっているタイミングなのでコーチもいつものように回したのであるが、先日の怪我以降は佐々木選手がライトで定着した。
だが佐々木選手は元々センターを守っており肩は強い方である。
昨年までのスコアラーが複数で見るという巨人対策をしていたのであれば、おそらく回さずに打撃はまあまあ悪くない森下投手に託したと思うのであるが、普段得点が出来ていない事への焦りもあり回してしまった。
逸れればというギャンブルに失敗したが、そういう所からも今日は運がなかったように感じた。
3回表も2アウトランナーなしから田中選手がツーベース、小園選手死球、そして捕手失策で23塁でフルカウントと先制のチャンスであったが、ストレートに堂林選手は三振。
本来は4番の選手ではないだけに責めようがないわけであるが、こういう所で点が取れないのが、今の苦しいチーム状況を示している。
4回も1アウトから田村選手ヒット、矢野選手四球と2回と同じ状態を作り上げたが、今度は會澤捕手が併殺。
得点圏に3イニング連続で進めているが得点が奪えずに進んだ。
森下投手は4回裏にピンチは招いたが危なげなく投手戦を展開したが、6回裏1アウト2塁から岡本選手を打ち取った打球に見えたが、ボールが天井から落ちてこないという信じられない事が起きて、球場ルールでツーベース扱いで失点。
森下投手も唖然としてしまっていた。
だが7回表。
2アウト1塁で森下投手に代打を送って上本選手が繋ぐと、1番今頼りになる野間選手がタイムリーで試合をひっくり返した。
7回裏は矢崎投手が2アウト3塁とピンチを招いたが抑えた。
だが8回裏。
1日ベンチ外で休ませたが島内投手があっさりと佐々木選手にツーベースを打たれると、門脇選手にも打たれ13塁。
そして守備位置も中途半端で迎えた岡本選手の打球がショートへの内野安打で失点。
追いつかれると、坂本選手、オコエ選手は三振で抑えたが松原選手のファールフライの打球を観客が捕球するという事が起きてファール。
厳密に映像を見る限りでは、体がフェンスを乗り越えたとはしにくくファールという判定で、新井監督も「ラバーの所よりは内側で観客席だったからしょうがない」と言われリクエストを使わなかったが、観客の捕球後に田中選手のグラブには当たっていた。
田中選手の方が先にボールに触っていたならばおそらく妨害でアウトと言う判定になっていただろう。
リクエストをしていた場合は、厳密に見て飛び出していたとも取れなくはなく、アウトになっていたかもしれない。
しかしながらこういう行為をした当該観客は退場にならなかったという点は、観戦のモラルという点からどうなのかとは思った。
そこは本拠地を主催している巨人側が、当該観客をそのプレー以降は退場という扱いにはしてもらいたかった。
球団としてもこの観客の行為は本当に妨害ではなかったか、審判長の見解を問うという意味で映像とセットで意見書を提出してはどうだろうか?
どこまでが妨害でどこまでがファールかを明確にすることは、今後の為にも必要であろう。
だが追いつかれた後のカープは、これ以降は一人もランナーを出せずに12人連続アウトで勝ちがなくなった。
そこは本当に問題であろう。
逆に投手陣は栗林投手が投球後は防戦一方に。
10回裏に益田投手が2アウトランナーなしから、坂本選手に四球を出すとオコエ選手に死球を与えた。
実はこの死球が、この試合の12回裏での伏線に繋がっている。
松原選手を抑えて切り抜けると、11回裏は塹江投手が1アウト2塁のピンチとなるが粘り切った。
12回裏。
中﨑投手が久しぶりにマウンドに上がるが、1アウトから岡本選手にツーベースを打たれた。
そこで代走重信選手、代打大城捕手で巨人は全ての野手を使い切った。
1アウト2塁で1塁は空いているという状態であったが、カープは大城捕手との勝負を選択しサヨナラタイムリーを打たれて敗れた。
このシーンで多くのカープファンが塁をなぜ埋めなかったのか?という疑問を投げかけ、新井監督の采配を批判した。
だがここで大城捕手を歩かせれなかったのは、その次の打者がオコエ選手だったからである。
前の打席で死球を与えたと考えると、1日2死球はさすがに出来ないということでインコース要求がほぼ出来なくなってしまう。
そしてオコエ選手は昨日タイムリーを打っており、大城捕手は昨日2打席凡退で途中交代になっている。
さらに得点圏打率も8打数1安打の大城捕手と、5打数1安打で昨日打点2で今日は2出塁のオコエ選手。
死球を与えていなかったならセオリー通りに塁を埋める判断をしただろうが、与えてしまっていた事で大城捕手との勝負を選ぶしかなかったのだと思う。
さらにオコエ選手の次の打者の松原選手が、得点圏が今年5打席で2四球2安打1三振と1回しか凡退していないというのあり、この中で1番組みやすいのは大城捕手だとベンチが判断するのは間違ってはいないだろう。
ただ中﨑投手がその期待に応えられずに失投して打たれてしまったという事である。
「ルールはルールだからそれ以上でもそれ以下でもないとない」とまとめた新井監督。
一回り目の対戦でのチームの負け越しが決まったが、踏ん張れるかである。
◆日刊スポーツがサンスポの報道に対抗、筒香選手DeNA入り決定的と報じる。
↑スポニチの巨人決定的とは何だったのだろうか?
日刊スポーツがDeNA復帰が決定的になったと報じた。
先週はスポニチが巨人入り決定的と報じたが、DeNAが交渉は最終段階に入っていると日刊スポーツが報じており、NPB5球団がオファーとも書かれているがDeNAが条件を上積みしたという事なのだろう。
筒香選手にオファーしたという球団が巨人、DeNA、そしてソフトバンクと西武であろうと言われているが、後1つがどこなのか?という事であるがおそらくカープであったのだろうと思われる(個人的な客観的事実からの想像であるが)。
その根拠は、1年目の育成の佐藤選手が打率4割をキープし続けているが、ここまで支配下契約という話は全く進んでいない事にある。
カープの支配下枠は現在68で残りは2しかないが、カープは例年最大69枠での運用を理想としており、緊急事態にならない限り70枠目は使わない事にしている。
もし筒香選手にオファーをして入団となった場合、佐藤選手にも支配下となると70枠全てが4月に埋まっていまう。
となると、助っ人陣の誰かをウェーバーにかけて解雇するか、金銭トレードで選手を移籍させないと、新規に枠を使えなくなってしまうのである。
筒香選手にオファーをしていて返答待ちという状態であれば、育成の佐藤選手に支配下契約という話が全く出てこなかった理由が腑に落ちるのである。
筒香選手が古巣に戻るという事であれば、どこを守るかは分からないが基本的には速球で押して行くのがベストであると思う。
そういう抑え方をしていくしかないが、ここで他球団入りという事であれば近い内に佐藤選手に支配下契約という話が出て来るのではなかろうか?
スイングスピードもあり、イチロー氏のような大ブレークをする可能性を秘めている選手であると思うが、カープは支配下契約に踏み切るのか?
ここにも注目したいですね。
しかしスポニチの報じた巨人入り決定的とは何だったのだろうと感じた報道であった。