カープとヤクルトの試合は、予想通り雨天中止という形になった。

今日の先発予定の投手はそのまま両チームスライド登板という事で、3戦目の先発要員であったハッチ投手が中日戦の2試合目に回った。

 

土曜日の登板予定の黒原投手は日曜日に回り、日曜日のアドゥワ投手が翌週にズレるのか1回飛ばされるかになるようである。

黒原投手を抹消するのかと思ったが、そうではなくアドゥワ投手を移動というのは驚いた。

 

森下投手が2軍戦で復帰登板という話もあるので、2週間後にはローテに戻れる可能性は高い。

となると誰をローテから外すのかという話にもなるだろう。

ここからは結果を重視する事になる。

1番悪かった投手が外れるという、当たり前の結果となる事を願いたい。

 

 

さて中止となったカープであるが、どこまで真実かは疑問な記事が出た。

↑4月に出た筒香選手の記事。

 

筒香選手がオプトアウトしたという内容の記事であるが、今年33歳のシーズンであり状況次第で日本復帰があるという記事である。

 

ここで獲得候補とされる球団という所で、DeNAが即座に獲得意思を表明したが、その他にも巨人、カープが前向きという驚きの文章が書かれていた。

 

左打者が足りてない球団には絶好の選手であるという内容であるが、筒香選手の守備で起用するなら、一塁、三塁、外野なら左翼で、カープが最有力という記事が出たのは一塁、三塁が外国人選手だからである。

他の球団はポジションが埋まっているから控えで心強いという事が書かれていた。

 

つまり、日本で骨を埋めて戦うという事であれば、ポジションが埋まっているDeNAや巨人の在京球団よりも、ポジションが空いているカープの方が可能性があるのではないかというのが、趣旨の記事であるという事である。

 

心情的にも予算的にもDeNAに戻るというのが基本路線に見えるが、最近の選手のトレンドとしては出場機会という言葉が大きい。

DeNAの場合は外野に度会選手と佐野選手が両翼にいて外野は厳しいだろうし、内野も宮﨑選手とオースティン選手がいてスタメン出場というのは当面難しいだろう。

 

巨人の場合は丸選手をライトにもう一度移せば、レフトは空ける事は出来るだろうが、内野は坂本選手と岡本選手の生え抜きのポジションであり、内野でのスタメンというのは難しい。

 

カープの場合は、両助っ人は戦力外に近い数字であり、サードは田中選手、ファーストは堂林選手と考えると筒香選手のパワーを考えても十分ポジションは空けられるし、4番という起用もあるだろう。

外野はレフトに秋山選手がいるが、彼が休みの日にレフトという起用もあり得る。

となると、少なくとも6連戦はポジションは変わるかもしれないが、常にスタメンで出れるだろう。

出場機会という点で見れば、在京球団よりもはるかに多くの機会が与えられるだろうし、パワーのある打者が足りていない現状では三顧の礼で迎え入れられる。

 

ただ最大の難点は資金面である。

DeNAはバウアー投手が戻らないと打ち切れば、3年総額10億円の契約を提示出来るだろうし、巨人も助っ人が開幕前に退団した事で3年総額8億円の契約を提示出来るはずである。

カープは出せても、秋山選手の契約と同じ3年総額5億円だろう。

 

DeNAと比較して金額が半分となると、報酬を求めてという事になればカープは全く選ばれない事になるが、試合出場を求めてという事ならば他の11球団よりは間違いなく与えられるという交渉は出来る。

背番号も一桁番号の5番が西川選手移籍で空いているし、中軸として迎え入れられる環境はある。

 

果たして支配下枠の残りが2しかないカープフロントが、助っ人獲得の失敗(ハッチ投手以外は1軍戦力は厳しいという事実)をカバーする為に動くのか?

 

DeNAに戻らずカープに移籍という事になったらビックリしてしまうんですけど、あながちないとは言い切れないというのが、秋山選手の復帰時にソフトバンクではなくカープとなった事があるからでしょうね。