オープン戦の最後の2試合を欠場した秋山選手が全体練習に復帰。

 

開幕スタメンに復帰する事は監督がGOサインを出したという事で、開幕カードは中軸かあるいは慣れた1番打者での復帰という事が想定される。

本人も「照明は気になる」という言葉を残しており、やはり36歳になるシーズンに加えて手術明けという点を考えても、今年はレフト1本でやっていく事になるだろう。

そして秋山選手が極力レフトで出場という事であれば、松山選手をスタメンで起用する時は、もうファースト以外の選択肢がなくなったという事である。

 

シャイナー選手が出塁率2割という1軍の合格ラインではギリギリであるが、それでもおそらく助っ人に高額を支払っている以上は、最初は使わざる得ないだろう。

だが開幕しても低空飛行であれば、相手が左投手なら堂林選手、右投手なら坂倉捕手が捕手じゃない日は坂倉捕手、それ以外は松山選手という選手の使い方を新井監督はすると思う。

というかそれしか方法がない。

 

本番になったら化ける選手もいると新井監督は言うが、末包選手が戻って来るまでがタイムリミットである。

1ヶ月で真価を発揮できるのか?

そこはポイントではなかろうか?

 

 

そんなカープに、残念なニュースが飛び込んできた。

森下投手が開幕アウトであるという事が分かったのである。

先日のソフトバンク戦でかなり打たれて2回で試合を決められてしまったのであるが、その時には張りがあったという事である。

 

「本人は行けると言っていたがこちらがストップをかけました」と新井監督。

幸いにも先発候補は10人程でスタートしていて、高いレベルで最後の1枠が決まった事であったが、残る2人からオープン戦の成績はアドゥワ投手以上に良かった黒原投手を代役指名とした。

2戦目、3戦目とほぼDeNAが先発としての投手情報を持っていない投手をぶつける形になり、開幕の敵地のファンがあふれるという苦しい雰囲気が予想される中で、むしろ勝利の可能性が増えたのかもしれない。

「右に苦労していない」という点を黒原投手選択の理由で上げていたが、彼がドラフト1位評価の真価を見せられれば、チームにも勢いが付くだろうし床田投手を使わずに勝ち越しという事が出来ればチームにも良いムードが漂うだろう。

 

ただ得点力の低さが改善されないと勝つという事は大変であると思う。

森下投手も1ヶ月かけて調整で良いと思うが、その時は玉村投手も先発で起用という事になるだろう。

右左のバランスが不安であったが、最終的には右4、左2、カード毎に右2、左1と正直バランスは良くなったので、ここはそれをプラスに捉えたい。

 

ただ長いイニングを投げてくれる投手の開幕アウトは、監督も即戦力候補も開幕間に合わなかった常廣投手と合わせて、大きく計算が狂っただろう。

投手を含めたかじ取りは藤井ヘッドに期待したい。

 

 

◆プロ野球選手会が昨年複数の法的措置を取って、示談が複数成立しているという事実を公表した。

 

↑ニュースでも大きく取り上げられた。

 

昨年度の選手会の誹謗中傷に対する声明という物が出たという事は、当ブログでも紹介した。

その中で選手会は弁護士チームを結成し、悪質な行為に対しては発信者情報開示請求と裁判という法的措置を講じたという事で、損害賠償金の支払いなどの示談が複数成立したという。

 

このニュースは、特にX(旧Twitter)やInstagram、YouTubeで野球の事を取り上げている人には大きなニュースとなったと思う。

今までは警告止まりで裁判という例は、選手個人が奥様を侮辱されたという理由で発信者情報開示から裁判を行って賠償金を勝ち取ったという例しかなかった。

だが昨年度からは選手会が弁護士チームを立ち上げて、選手会という組織で動いて賠償金を勝ち取っていっているからである。

 

 

私も昨年度の選手会の発信からはブログの運営には気を使っています。

以前から「自分がやっていない事に責任は負えない」と、ブログのコメント欄は設置していませんが、ここを設置してしまうと誹謗中傷コメントがあれば書いた人だけではなく、管理者として私も責任が問われる事になるからである。

だから設置をしていないし今後も設置はしない。

 

私は意見を言えるラインという物は「事実に基づいての指摘」が絶対だと思う。

試合を見ないでプレーに批判は絶対に出来ないと思っているし、実際に見て思った事を個人のブログに書いているという事である。

ただ実際に見ての感想も自分のブログという枠を飛び越え、選手の個人のSNSに直接全く同じ事を書いたりしたら、それは「自分の意見ではなく誹謗中傷となるだろう」と思ってます。

 

自分のブログであれば「個人的な意見」と言えるし、その意見も数字という事実、実際の試合を映像で見たという事実に基づいて書いているので、それであれば意見の範囲とされるだろう。

私のブログはアメーバランキングで野球ジャンルの日刊1位だった日もあるので、当然選手会の弁護士チームの監視の範囲内に絶対入っているはずである。

 

だからこそ、否定的な意見を述べる時はいかに事実に基づいているかを示す事が大事であると思うし、最近では出塁率重視という形になっているので、打率だけではなく出塁率も出来る限り合わせた上で、それでも出塁率2割に届かない選手を1番スタメンで使うというのはどうなのか?という事は意見として記入している。

改善案として違う選手の数字を載せて1試合試して貰いたいとも書いている。

こういうのは意見となると思うが、数字を出さないでスタメンで起用はいかがなものかとだけ書いたら、それは意見としてみなされるのかはすごく微妙なラインではないかと思っている。

 

最近ではメジャーリーガーの大谷選手の通訳の方が解雇されたという大きなニュースがありますが、私がそれを全く取り上げないのはどこまでが事実か分からない点、メジャーにそこまで詳しくはない点がある。

事実として分かるのは通訳の方が解雇された事と、その方がギャンブル依存症を告白して借金が巨額に上っていたという事だけである。

それで意見を述べろと言われても難しい。

ニュース番組では1つのストーリーに基づいて意見しているように見えるが、事実はそこまで分かっていない。

その場合は意見が事実でなかった時は、誹謗中傷として訴えられてもおかしくないと私は見ていて思っています。

 

カープブログとしてファンとして書いている以上、カープという球団を取り上げているわけで、そこに事実じゃない事をたくさん書いていたら、それはカープ球団にも迷惑がかかってしまうただのアンチブログと変わらない。

だからこそ、取り上げる事は数字という事実に基づいた事が多い。

 

ただ塹江投手のオープン戦の時の牽制についてだけは、どうしても気になってしまったので意見してしまった(フルカウント時になると牽制の素振りが全くなかった点を指摘)が、極力そういう技術の意見は私自身はプロになれていないので言わないようにしている。

 

三振しても良いから振り抜いてくれと良く言っているが、私が個人的に当てに行って凡退という状況が必要じゃない時に、当てに行ってるのは残念に感じているからである。

また四球をたくさん出す位なら、勝負に行って打たれて欲しいという事も言っていますし、巨人の阿部監督も同じことを言っていますが、そういう事は今後は言わない方が良いのかもしれないとこのニュースで率直に思いました。

 

バントだけは川相氏という世界記録保持者のプロに、ジャイアンツ野球教室で教わった心構えと技術があるので、そこはプロにも指摘しても良いだろうと思っていますが、他の事については私は素人なのでさすがにプロに意見は言えない。

 

進塁打が欲しい所で三振という結果は残念であるし、そこは進塁打が欲しかったという事は、意見になるだろうと思っている。

 

そういうラインを的確に見極めれないなら、ブログとかSNSで意見を述べるのは辞めて「今日の頑張った選手を取り上げる」という形の発信にした方が、誰も傷つかず良いと思います。

 

技術的な意見を書く時は、元プロの解説者が言っていた話を付随させる形は徹底していく。批判する時は対案を示す、より慎重に取り上げる。

選手がプレーする時に考えてプレーしているのと同じように、ブログを書く側もSNSで意見を言う側も言葉を考えて運用しなければいけないだろう。

そういう意識を多くの人が持つことが大事である。

私もSNSで審判批判をしてしまうので、そこは冷静にならなければと肝に銘じて今後もブログは書いて行きたいと思います。