↑映像もあるが、完全に相手が振れている印象だけが残る映像であった。

 

◆練習試合(2月18日阪神戦・沖縄・以下敬称略)

 

◆スコア

阪神  100020001  4

カープ   000000000  0

 

◆スタメン

◇阪神

1前川(左) 中安、四球、二安

野口(5表代打、左) 遊ゴ、死球

福島(8表代走、中) 右安(1、ランナー走塁死でチェンジ)

2中野(二) 中2、左安、左安

植田(4表代走、二) 中飛、中安

3糸原(指) 三ゴ(1)、中飛

原口(4表代打) 空三、中飛

井上(8表代打) 四球

4大山(一) 二飛、遊ゴ、三ゴ、左飛

木浪(6裏遊) 一直

5佐藤輝(三) 四球、右安、遊ゴ、三飛

熊谷(6裏三) 三邪飛

6森下(右) 四球、中飛、左安、四球、遊ゴ

7小幡(遊) 左飛、右安、右2

渡邊(6裏一) 遊併、遊安

8坂本(捕) 左安、遊ゴ、左2(2)

梅野(6裏捕) 一飛、四球

9小野寺(中、8裏左) 一直、遊安、一ゴ、一邪飛、右飛

 

◇カープ

1シャイナー(指) 一飛、三飛

坂倉(5裏代打) 遊安、ニゴ

2田村(左) 一失、捕邪飛、中飛

中村奨(6表左) 四球

3田中(遊) 一ゴ、左飛

矢野(5表遊) 左邪飛、一ゴ(盗塁成功)

4堂林(一) 見三、右2

韮澤(5表一、7表二) 二飛、ニゴ

5林(三、7表一) 右飛、二直、見三、中飛

6小園(二) 中飛、四球

二俣(5表二、7表三) 遊ゴ、中飛

7中村貴(右) 空三(振り逃げ成功)、遊ゴ、遊ゴ、左飛

8石原(捕) 三ゴ、左安

髙木(6表捕) 三ゴ

9久保(中) 左飛、中飛

中村健(6表中) 右飛

 

◆投手リレー

◇阪神

村上 2回被安打0、与四死球0、奪三振2、失点0

才木 2回被安打1、与四死球1、奪三振0、失点0

石井 1回被安打2、与四死球0、奪三振0、失点0

及川 2回被安打0、与四死球0、奪三振1、失点0

桐敷 1回被安打0、与四死球1、奪三振0、失点0

湯浅 1回被安打0、与四死球0、奪三振0、失点0

 

◇カープ

斉藤 3回被安打6、与四死球3、奪三振0、失点1

森 3回被安打6、与四死球0、奪三振1、失点2

塹江 1回被安打0、与四死球1、奪三振0、失点0

河野 1回被安打1、与四死球2、奪三振0、失点0

内間 1回被安打2、与四死球1、奪三振0、失点1

 

 

※総括

阪神の良い所が目立った一方で、カープは3塁を踏む事も出来ずに敗れた。

もちろん相手がほぼ主力、こちらはレギュラー争いする選手が大半という差はあれど、例えばこういう試合であればベテランとしてお手本を示して欲しい田中選手が、速いカウントから振って1打席目ゴロアウト献上していたり、打者有利なカウントから2打席とも外野に飛ばせない韮澤選手など、内容も悪かった。

 

四球数を見ればそれは一目瞭然であり、相手の阪神は四球もヒット計算で年俸査定もされるという事で、しっかり四球を選んできているがこちらが奪った四球はたった2つである。

四球を選んだのが小園選手と中村奨選手という事で、ここは良い評価になるのかもしれない。

また梅野捕手と相手の1軍投手陣から、盗塁を成功させて見せた矢野選手も走塁面では評価という事になるだろうが、長打も堂林選手の1本に終わっている点を見ても、厳しい試合だったと言えるだろう。

 

投手陣では昨年のドラフト1位の斉藤投手が1軍相手の対外試合初登板という事で注目となったが、かなり苦しい投球となったが3回1失点と粘ったとも言えなくもない。

ただ本番の試合であれば7番は恐怖の下位打線と言われた木浪選手が勤めている事であろう。

その時に得点圏で昨年阪神でも上位だった木浪選手を、今日の斉藤投手の球で抑えられた内容だったか?と言われると疑問符は付いてしまう。

粘った点は素晴らしい事に代わりはないが、相手の主力で三振が多い佐藤選手が四球を選べているという部分も見ても、まだまだという言葉に集約されるだろう。

 

残念だったのは森投手である。

ここまで順調なアピールをして来ていたが、4回いきなり3連打でここは無失点で切り抜けたが5回も3連打で失点と次のイニングに修正が間に合わなかった。

捕手が髙木捕手に交代した6回に原口選手、大山選手、佐藤選手相手に3人で抑えている点を見ると、捕手側の方にも問題があったのかもしれない。

 

石原捕手がマスクで相手主力打線に5イニング被安打12、与四球3という結果を見ると、打撃でアピールは出来たが守りの面で藤井ヘッド、石原コーチがどう評価をしたのか気になる所である。

投手が良くなかったと見たか、捕手に工夫が足りなかったと見るか。

この辺りは素人ファンでは分からない部分である。

 

 

塹江投手が球数的にも良い投球をしたが、河野投手は無失点こそ評価したいが、ビハインドでテンポが求められる中で1イニングで31球では、反撃ムードとチームもならない。

内間投手は球数は9と少なかったが単純に打たれて失点と、相手のレベルが上がると1軍経験が多い塹江投手しか結果としては出しきれなかったという事で、競争と成長というのはまだまだ時間がかかるという事であろう。

 

この昨年日本一のチームに勝たないと、リーグ優勝は出来ない。

だが現状では相手は22出塁、こちらは5出塁というのが、今現在の両チームの差である。

 

この結果は出場した全選手が反省をしつつ、目標としていかないといけない。

 

阪神岡田監督はヒットを打つ事がアピールの手段ではないと言っていた。

スチールのサインにきちんと見送るのでもアピールだし、進塁打もアピールであると言っている。

そういう所も首脳陣は評価してるだろう。

 

相手は1回で進塁打を打っている。

9回の小野寺選手のライトフライが進塁打になった結果、得点に繋がっている。

もちろん3塁から相手は攻撃を失敗した回もあり全てが点になってるわけではないが、進塁打でのプレッシャーをこちらは一度もかけれなかったのである。

 

3塁に進ませて得点が入っていたら、この流れは変わったかもしれない。

もちろん進塁打を打っても完封負けで終わったかもしれないが、そういう姿勢が感じられなかった結果という所も、若い選手が1軍投手相手だから仕方ないのかもだが残念だったなという感想である。

 

全員が今日の試合を反省して、次に繋げないといけない。

その悔しさをキチンと晴らせるようになれば、9月に歓喜の瞬間を迎えるのではなかろうか?。