カープが今日にもオリックス西川選手の補償を決定する見込みとなった。

 

鈴木常務(本部長)が明かした事で一斉に明日には示したいという言葉が報じられた。

補償の期限が迫っているので、明日には結論を出さなければならないのであるが、金銭補償であるならば越年をさせる意味はないと思う。

 

金銭の可能性という言葉が常に残っているのは、「有力な若手は全て守られていたんです」という意味が込められていると私は見ている。

 

獲得するとすれば、現在リハビリ中でさすがにそういう選手はプロテクトから外れると思われる本田投手、そして30代前後の野手という点で言えば広陵出身の福田選手などが候補として挙げられるだろう。

 

本田投手は靭帯損傷のリハビリ中であるが、復活出来れば間違いなく大きなリターンは得られるが復活出来ない場合は1円も旨みがなく終わるというハイリスク・ハイリターンであると思う。

だがリハビリ中の選手まではさすがにオリックスは守らないだろう。

復活すれば間違いなく戦力になるし、靭帯に関してはカープもトミージョン手術者が多く、群馬県の病院との連携も出来ている。

そういう意味では復活の後押しをしてあげられる環境は整っている。

ただ投手の支配下人数が35人という全支配下の過半数というのは、チームバランスとしてはあまり良いとは言えない。

となるとトレードも進める必要も出て来ると思う。

この辺りをどう判断するか。

 

野手の場合は若手と主力をプロテクトにすると、14枚でほぼ現状のレギュラー選手と期待の若手を全て守れてしまうという位、投手と比較して層が薄いのがオリックスである。

薄いからこそ、西川選手の獲得に乗り出して来たわけで。

となると30代の選手しか残っていないのであれば、比較的チームのポイントに役立つ部分となると昨年は1割台の不振も22年に外野でゴールデングラブの守備力、そして広陵卒の地元枠という部分から見ても、福田選手に舵を切るのではなかろうか?

 

本当は通算打率が2割に届いていない若手の太田選手が欲しいですけども、おそらく守られていると思われる。

ここを守られると、それ以外で今のカープの若手選手を上回る若手がプロテクト外には多分いない。

なら中村奨捕手の再生という意味も込めて、広陵卒の先輩である福田選手を獲得して教育していくという所に投資と考えてもおかしくないし、終盤の守備固めで起用出来るのも大きい。

そう考えるのではないだろうか?

 

投手なのか、野手なのか、金銭のみか。

そこが最後まで悩んでいるポイントなのだろうが、今日の決断に注目したいですね。

 

 

◆新井監督と前田解説者の対談が2年目にも行われた。

 

 

↑2年連続の対談になっている。

 

新井監督と前田智徳解説者の対談が今年も動画となっている。

 

盗塁に力を入れ3倍増という点を成果の1つとして協調していたが、コーチを入れ替えて以降の盗塁数はこの動画でも触れられていた数が出ていたが、下がってしまっていた。

選手のマネジメントという部分で、夏場に離脱者が多かったので今年は中堅・ベテランは休ませながら使うと若手の起用の増加を示唆している。

走らせる事に関しては足のスペシャリストの赤松コーチを1塁に置いて、今年は成功数100、失敗数30弱で行きたい所である。

 

足に関しては小園選手と野間選手が少ないと監督が指摘していたが、彼らの盗塁数が15位まで行けるかどうかにも注目したい。

 

栗林投手の抹消が少し遅くなった点も反省としていたが、選手の成長には自信を深めたようであり、「いつまで監督をやるかは分からないが、先の事を考えながら今を戦わないといけない」という趣旨の発言をしており、今後の若手の抜擢も示唆していると感じている。

中堅・ベテラン勢は一定の結果を出し続ける必要性があるだろう。

 

現状では坂倉捕手、菊池選手、小園選手以外は白紙状態であろう。

「中軸は固めたいですよ」と本音ものぞかせたが、現状では小園選手を3番、5番を坂倉捕手とすると4番を右打者にしたいだろう。

 

新助っ人か末包選手か堂林選手か、この辺りはキャンプの紅白戦で見極めとなりそうである。