カープでホークアイが新設されたタイミングで中途採用され担当になっていた元教員の土井氏が、西武からのオファーを受けて年内(仕事納めが26日なので事実上業務は終了、カープ引退一岡氏に引き継がれた物と考えられる)で退社が決定。

西武でも分析機材が導入された事で、そこの分析担当と教職経験で若い選手を導く事を期待され副寮長という二つの職を与えられるそうである。

 

松田元オーナーも「この世界は移籍も多い」と移籍を快諾した事で、異例の野球未経験者の中途採用者が移籍という事になった。

移籍の話というのは早くから伝えられるものであり、このタイミングで一岡氏が引退を決断した事で分析などのコンピュータを扱う部門で引き継がせれるという判断が球団にも出来た。

タイミングが合わなければ移籍という話は実現しなかったかもしれないが、このタイミングがあった事も巡り合わせという事であろう。

 

最近は指導者も含めてパリーグからカープ産の人材を吸収される事が多くなっている。

特に印象に残るのは水本氏だろう。

カープの2軍監督からオリックスの1軍ヘッドになってオリックスはリーグ3連覇である。

 

カープも人材はいるという事なのであるからこそ、もう少し活かしていかないといけないのではないだろうか?

松田元オーナーと鈴木常務(本部長)がいつまでも指揮を執り続けているようでは、カープにも未来はない。

後を継げる人材候補としてスコアラーから選手査定担当まで出世した井生氏や、地域担当スカウトから全国担当スカウト部長まで出世した田村氏などが、常務の後継者候補になるだろうと思われるがこういう部門も次の人材が出て来て貰いたい物である。

 

 

◆オリックス西川選手の人的補償は年明け判断へ。

仕事納めを26日に迎えたが、人的補償に関しては年明け4日以降という見通しを示した。

新井監督とも話し合いをしているという事であるが、新井監督が金銭を求める事は考えにくく、また金銭であれば越年する必要がないという点を考えても、人的補償のメンバーで迷っているという事だろう。

おそらくかなり上手くプロテクトされている事と、昨年の西武が選んだ選手が直後に故障で1年で退団。

そのパターンもあった事で見極めに苦労しているという事ではなかろうか?

1年で退団となると20%上乗せの金銭の方が間違いなくお得になるからである。

 

野手を補強したいという流れだったと思うが、現役ドラフトでも獲得出来ずに終わり、人的補償でも先日の私の予想リストにも示したが、プロテクト枠で野手は収まってしまうという点でカープは苦労しているのだろう。

 

投手をトレードする予定で補強するか、補強せずに金銭で済ませるのか。

もしかしたら大物が漏れていたのかもしれないが、投手補強になるのではないかと見ている。