西川選手のオリックス入りが正式に決まった事で、カープは人的補償を求める事が出来る。

こちらの人的補償はプロテクトは外国人、新人、今回獲得した西川選手、FA宣言の山﨑福投手を除いた28名以外の選手の中から1名指名が出来るという事である。

 

山本由伸投手もプロテクト対象選手であるので、オリックスサイドがプロテクトをしていない場合は、彼のポスティング費用の収入はカープが指名した場合はカープに入る事にルール上はなるが、さすがに10億円以上は確実に入るのにそれを放棄はしないと私は思う。

 

ではオリックスのプロテクトリストはどうなのか?

 

複数のオリックスファンが考えるプロテクトリストを見てみると、28名の区分けが出来ると思う。

今回は4人程のリストを見て私なりに分析し、カープが狙うべき選手を紹介したいと思う。

 

■オリックスファンによるオリックスプロテクトリスト(以下敬称略)。

 

プロテクト確実枠(4人全員がプロテクトに当てはめた選手はさすがに外れないだろう)

 

◆投手(11名)

山本由伸、山下、宮城、曽谷、山岡、齋藤、田嶋、阿部、小木田、山﨑颯、宇田川

◆捕手(3名)

若月、森、頓宮

◆内野(6名)

宗、野口、紅林、内藤、宜保、中川

◆外野(2名)

杉本、池田

 

28名中22名は全員一致しているプロテクトと考えると、この選手が漏れる可能性は0と考えて良いだろう。

 

残る6枠をどう見るかである。

 

私が思う残り6枠

◆投手

平野(年齢で外すという人もいるが、ここは精神的支柱という点からも守るだろう)

東(3人がプロテクト入りしている点を見ると、守られる可能性は高い)

◆捕手

該当なし(上記3名で十分だと思う)

◆内野手

太田(漏れていたら取りたい長距離砲であるが、守ると見ている人が3名で守られそう)

◆外野手

福田(守ると予想が2名)

茶野(守ると予想が2名)

来田(守ると予想が2名)

 

よって結論的にはこのリストではないかと想定する。

 

◆複数のオリックスファンの意見を参考にした私が考えるオリックスプロテクトリスト(敬称略)。

 

◆投手(13名)

山下、宮城、平野、曽谷、山本由伸、山岡、齋藤、田嶋、阿部、小木田、山﨑颯、東、宇田川

◆捕手(3名)

若月、森、頓宮

◆内野手(7名)

宗、野口、紅林、内藤、太田、宜保、中川

◆外野手(5名)

福田、来田、池田、茶野、杉本

 

※では漏れる選手からカープが狙うべき選手を選びたい。

まず前提条件として捕手の選択はない。

坂倉捕手が主戦で磯村捕手も残留となれば必要なポジションではない。

頓宮選手が外れるなら獲得するだろうが、まず外れないので狙う場所ではない。

 

また多くのカープファンが「カープが元選手をドラフト時に狙っていたから獲得するのでは?」という意見や、「ベテランのT-岡田選手の獲得では」という意見もあるが、外野手は若手の競争で1枠を埋めるとしているので、おそらく私は取らないと見ている。

茶野選手レベルが外れていたら獲得もあるだろうが、1軍で活躍していない外野手を育てるなら、田村選手や中村貴選手、末包選手を育てた方が賢いわけでそこは狙わない。

 

つまり取るとしたら投手か内野手だと私は見ているが、実はプロテクトリストがこうなると若い内野手はいない。

そうなると外野手という選択肢になるのかもしれない。

 

◆投手

◇本田投手(右投・来季25歳)

ほとんどのオリックスファンが守らないと予想している中では最有力の投手だろう。

防御率は悪いが28登板で奪三振率が今年9.37と高い数字を記録しており、この数字は登板数の違いはあるがターリー投手や栗林投手よりも高い数字である。

速球に強いパリーグでこの奪三振率であれば、セリーグで化ける可能性はかなり高い。

年齢も若く、来年の中継ぎ陣の一角として獲得を検討するに値する投手だと思う。

 

◇日高投手(右投・来季20歳)

新人投手で1軍登板なしであるが、2軍では12登板1先発で防御率はカープの黄金ルーキーである斉藤投手よりも良い3.15である。

二人で将来のローテを担うという狙いで指名するという事はあってもおかしくないのではないか?

 

◇山田投手(左投・来季33歳)

年齢を考えてプロテクトしないという人が半分、する人が半分という状態なのがこの山田投手である。

年齢を考えると優先度は低めではあるが、今年の防御率は1.15であり奪三振率も8.33と悪くはない。

カープには左腕リリーフのベンチ入りは0人の日もあったので、左腕を新井監督が求めるなら指名という事もあるだろう。

 

◆野手

実は上記プロテクトだと30歳前後の内野手しか残らず、カープの指名は考えにくい。

外野手である場合は、カープファンの多くが言うように元選手(来季22歳右打)が1番可能性があると見てもおかしくはない。

その位、野手の控え層にカープのプラスになりそうな選手が残っていないのである。

 

太田選手が通算打率1割台なので漏れれば、長打率から獲得という可能性は高いと思うが守られると元選手と投手陣の比較という事になりそうである。

 

だが私は本田投手が漏れるなら、本田投手が1番カープの戦力強化に繋がると思う。

即戦力の触れ込みで取った投手陣が2年続けてほとんど活躍出来なかったという事実があり、今年も4名即戦力で獲得したが機能するかは未知数である。

ならば化ける可能性の高い本田投手を指名する方が、カープには大きなプラスになるだろう。

怪我をしているという報道はあるが、リハビリの面倒を見てでも取りたい選手である。

取らないのであれば、若い投手を取りたいがリストから漏れるかは不明である。

 

野手の方は現役ドラフトで狙うという方向で、やはり投手を第一候補に選定すべきであると私は思いますね。