今日は大瀬良投手が今季絶望となる手術をしたというニュースが入って来た中で、今まで組んでいた磯村捕手を昇格させて野村投手と組ませての試合を行ったが、初回から打線が躍動する。

 

若手の大盛選手がいきなり初球打ちでヒットを打つと、エンドランで13塁にしてピレラ選手のタイムリーで0アウトで先制に成功する。

そこまでは良いのだがここからショートフライ、併殺打で1点で終わってしまう所に今のチームの苦しさがあるのだろう。

そこから投手戦になったが、3回裏に野村投手が粘って四球。

出塁を果たしたがその後が誰も続く事はなかった。

4回表にその影響が出た感じがあったが、落ち着いてアウトを取ると、その裏に松山選手と磯村捕手のホームランで3点を追加した。

 

5回表に松山選手の失策で出塁を許すと、大島選手のファーストゴロで田中選手の送球が逸れ1アウト2塁となる。

このシーンを安仁屋解説者は松山選手がファーストを踏んでから投げるべきと言っていましたが、松山選手の足の速さを考慮すると踏んでも間に合わなかっただろう。

苦しい流れの中で、平田選手を抑えるがアルモンテ選手を歩かせて12塁でビシエド選手を迎える。

今日の試合の山場であったと感じたが、そこをセカンドフライに抑えた。

この時点で球数は確か86であったと思うが、私はこの回で交代かなと感じた。

というのも、相手の岡野投手の方が失点しているのに球数では差がほぼなかったという事は、苦労して抑えているという事で状態が良いとはあまり感じていなかった。

前回もあるし、ここでスパッと交代かと思ったら続投。

 

そして6回に連打を許し、正直4点差で京田選手にバントは助かったなという思いでありましたが、代打の井領選手の時には内野は定位置で1点は失うがアウトを2に増やした。

これで代打の木下捕手を抑えてくれればという所で抑えれずにタイムリーで野村投手は実質KO。

4点リードを貰っても6回を投げ切れないという事実は重たい。

 

2番手に誰を使うかでベンチは菊池投手を選択し大島選手に打たれたが平田選手を抑えて役目をこなしたが、この人選は良い選択であった。

 

6回裏に1アウト満塁から代打坂倉捕手の勝負手が三振という形で崩壊しかけたが、続く代打長野選手の2点タイムリーで即2点取り返したというのでここで実質勝負があったと思う。

7回にケムナ投手が3人で抑えると、その裏にピレラ選手がホームランでベンチもお祭り騒ぎに。

 

8回に島内投手が四球を出すが併殺で3人で終えると、その裏には3連打で1点を追加。

さらに満塁から大盛選手が犠牲フライで9点目。

 

この点差のおかげで最後は矢崎投手と守備固めで若手で固めるという余裕まで生まれた。

矢崎投手が1アウトからヒットと四球でピンチを招いたが、最後は併殺で試合を締めた。

 

若手の躍動でチームに少し活気という物が見られるようになったと感じる。

借金が増えてシーズンが終了してから活気が出るのは遅かったと思うしかないが、大盛選手が来年センターで収まるとチームも大分良くなる。

主力が相次いで離脱しカバーしきれなくなっているが、引き分けの多さは貯金生活でないと勝率に活かせないので何とか借金8を減らしたい所であるのだが、「下から投手の推薦が中々ない」という佐々岡監督の衝撃の発言があったように2軍が不甲斐ない。

 

大型連戦かつ大瀬良投手今季絶望、ジョンソン投手不振で先発枠は空いているのに、推薦できるような投手が出ていないというのは残念でならない。

メナ投手や藤井黎投手を支配下にして1軍にしたらどうかと私は思うのであるが、なぜかそういう動きも今年はない。

しかし枠があるのに推薦されないレベルとなると、今2軍の投手陣は将来1軍というのは無理ではないだろうか?

昨年も言いましたが、こういう優勝がなくなった時に2軍の投手に来年を見据えてのチャンスが回って来るという状況になるのだが、そこを掴みに行くという執念を若手には見せて貰いたい。

 

1軍を目標にしているだけの投手が多いのではないか?

今1軍でセンタースタメンになっている大盛選手は育成ドラフトでありながら、昨年から期待されていたドラフト1位入団であった野間選手を抜き去ってスタメンを勝ち取っている。

自分から上の選手に挑まないと、いつまでも1軍に上がれない。

大盛選手はスタメンではなく中心選手を目標にしているが、まだ選球眼という面では課題は大きい状態でありながらも足があるのでチームに勢いが付いている。

 

そういう選手が同じチームにいるのに、若手の投手陣は何をやっているんだろうと。

大瀬良投手や中﨑投手や戸田投手が戻ったら、若手の枠はありませんよ。

2軍監督が推薦出来ない。という悲しい言葉を言わせてるようではダメでしょう。

 

もう少し2軍の若手投手陣には奮起していただきたいですね。